夫が亡くなって2カ月半経ちました。

まだ、それしか経ってないのに、私は淡々とブログを書き、周りの人とも普通に話し、そんなに毎日泣いている訳でもなく、立ち直りが早いと思われているかも知れません。

私自身も、そう思うことがあります。

振り返ってみると、むしろ、夫が亡くなる前の2カ月ぐらいが一番辛くて、泣いていた気がします。

急激に痛みが強くなり、食べられなくなり、弱っていく夫を見るのが辛かったです。

それでも緊急入院するまでは、服薬を続ければまだ大丈夫だと信じようとしていました。

緊急入院してからは、夫に見られないように毎日泣いていました。

夫の死を受け入れざるを得なくなったのと、先が見えない不安と、何より半分意識が朦朧としている夫の姿を見るのが、辛かったです。

今思えば、夫が膵臓癌ステージⅣbだと告知された時と、最期の2カ月が、私にとって最も辛かったかも知れません。

だから、夫が最期はほとんど苦しまずに逝き、寂しかったけど、やっと苦しみから解放されて良かったねと思い、ほっとしたのも事実です。

とは言え、やはり少しでも長く生きて欲しかった。

でも、このコロナの混乱の中では、夫も私も、肉体的にも精神的にも辛かったと思います。

もしかしたら、付き添うこともできなかったかも知れない。

そう考えると、コロナの流行の前に、夫は私に看取られながら旅立つことができて、良かったのかな。

色々な方のブログを拝見して、心の準備もないまま突然大切な人を亡くされた方々は、どんなにお辛いことかと思います。

前にホスピスの職員の方が、癌で死ぬというのは、遺される家族に死への準備期間を与えてくれると言ってました。

でも、一言で癌と言っても、そもそも治る方もいれば、発覚してすぐ亡くなられる方もいるので、一概には言えませんが。

私は最期まで夫は死なないと信じていましたが、一方で、覚悟していた部分もありました。

神様は心の準備をする期間を与えてくれたのかな。

そうは言っても、色々な方々のブログを読んだりお話しを聞くと、むしろ少し時間が経ってからの方が、悲しみがこみ上げてきて辛くなるようです。

そんなに時は、思いっきり泣こうと思います。

そして、ブログに書こうと思います。

本当は今頃もっと寂しくて辛かったかも知れませんが、ブログのおかげで、寂しさや辛さが癒えているんだと思います。

いつも読んでくださっている皆様に感謝です。