単純計算で言うと、結婚している人の半分は伴侶を亡くす経験をすることになる。

でも、平均寿命が男女とも80歳を超えた今、50歳以下でその経験をする確率は低い。そもそも生涯独身の人も増えている。

だから、伴侶を亡くす寂しさや辛さが分かる人が身近にいなくても不思議ではない。

両親や兄弟は辛いでしょ?助けて欲しいことがあれば何でも言ってね、と気遣ってくれる。それはそれでありがたい。

だけど、皆、夫婦とも健在で、私の本当の辛さや寂しさはわからないと思う。

なので、同じように伴侶を亡くされた方々のブログを読み、自分も書くことで、同じ辛さ・寂しさを共有した気分になっている。

遺族の会など、色々探して参加も検討してはいるが、コミュ障の私は緊張してしまって、かえって疲れてしまいそうで怖い。

それに、実際に会うと、お互い遠慮して思いの丈を全部吐き出せない気がする。

その点、ブログは、皆さん、包み隠さず思ったことをありのままに書いている。私も誰にも言えないことをブログにぶつけている。

同じようにブログを書いている方々に対し、勝手に仲間意識を持っている。

それは今、一番の心の支えになっている気がする。