以前ブログで、他の兄弟と違って私は親から可愛がられてなかった、と書きましたが、今日、母と妹が病院に来ました。
母も妹も、血のつながりのない夫が余命わずかなことと、それを受け止めて看病しなければならない私のために泣いてくれました。
私の父は、大騒ぎして病院に押しかけ、夫の前で泣き出すのがわかってたので、詳しく知らせてなかったのですが、母が教えたらしく、案の定、早速夫の携帯に電話したみたいです。でも夫はずっと意識が朦朧としてて、私への電話以外はできない状態だったので、不在着信になっていました。その後、私へもメールが来て、やはり案の定、何で早く教えてくれなかったんだと書いてありましたが、大変だけど頑張ってと言ってくれました。
夫の父と母は既に亡くなっていて、夫の血のつながった親族は弟(私から見れば義理の弟)と甥だけですが、義理の弟夫婦も忙しい中何回かお見舞いに来てくれて、無理しないでと心配してくれています。また、私の妹の夫(やはり私から見れば義理の弟)も、状況を伝えたら泣きながら心配してくれました。
さっき看護師さんが、「看病している奥様のことが心配なので、私達看護師にも、無理しないで、困ったらいつでも言ってくださいね」と声をかけてくれました。
私も夫も、そんなに友達は多くないですが、皆、心配してメールをくれます。
心が荒んで、人が信じられなくなったり、幸せそうな人を妬んで、ブログに色々嫌なことを書いてしまいましたが、今は人情が身に染みて、涙が出ます。
夫は不器用だけど優しいので、関わった人皆から愛されるキャラです。そんな夫だけでなく、私みたいな愚妻までも気遣ってくれる人達に感謝です。
もしかしたら、「助けてくれてありがとう」と、生まれて初めて他人に対して思ったかもしれません。
なんか最近、泣いてばかりです。歳とったせいもあるけど。でも、人の有り難みを感じて泣くのは悪いことじゃないなと思います。