Hej, hej
クリスマスレポート第3章
今日も長いですがお付き合いください
ランチの後、リビングでスウェーデンお決まりのFika(Coffee time)が始まりました。
マグネママとフランス人マダム2人による手作りの焼き菓子
4本のろうそくは、12月のルシア祭(毎週日曜日?)ごとに1本づつ点けていくのだそうです。
第一日曜日には聖母ルシアがろうそくのついた王冠をかぶり、ダンスをします。
私は学校のイベントでダンスは見逃してしまったのですが、こんなかんじです。
写真はamamoriさんのブログから。
from. 雨漏り書斎
ちなみにマダム2人はこちら。毎日着飾っていて、おしゃれマダムでした
リビングのクリスマスツリーの下には、プレゼントと一緒にトムテと、わらでできたヤギくんもやってきてました。
スウェーデンのトムテは、トナカイではなくヤギに乗ってやってくるそうです。
昨晩のママの力作。のりの代わりにハンコを使ってます。
このハンコ、映画の中で見たことがある方もいるかもしれませんが、固体状のインクをろうそくの火で溶かして押した後、その上から名前が刻印された判を押します。
中世の貴族のようで、やたらと格好良く見えました。
Fikaを楽しんでいたら、何と突然やってきたトムテ(サンタ)さん!!
刺繍のほどこされた袋をかついで、深々とお辞儀でごあいさつ。
何やらごそごそと…
家族みんなにプレゼントを配っていきました
私もマグネからフィンランドの有名ブランド、マルメッコのキャンドル、
ママ&パパからはベステロースでしか買えない、高級チョコレートをいただいてしまいました
マグネ、ママ&パパ、ありがとう
家族それぞれへのプレゼントを見ていて気づいたこと。
クリスマスだからと言って、決して高価なものをあげているわけじゃなく、本人が本当に欲しいと思っているもの、必要としている「使えるもの」をあげているということ。
たとえば、ママからマグネへは、料理が好きなマグネのためにポテトをつぶすキッチン用具だったり、パパからは花びんだったり。ワイングラスを洗うときに使う鉄の石もあげていました。
(そこまで把握しているパパがすごい!!)
息子が一人暮らしをしていても、マグネのことをよく理解しているんだなと感心してしまいました。
離れていても、頻繁にコミュニケーションをとっているんだと思います。
マグネから弟たちへは、お気に入りのバンドのTシャツやDVDをあげてました。やさしい「お兄ちゃん」に戻るマグネの姿は、見ていて微笑ましかったです。
スウェーデンの冬は、暗くて寒い。そして長い。
家族が家にいる時間が長い分、家族のつながりもきっと余計に強くなっているのかもしれません。
プレゼントが渡される様子を眺めつつ、ママからのメッセージカードを読んで、胸がいっぱいになるMちゃんと私。
マグネ家のみんなに、家族のように迎えていただいて、本当にうれしかったです。
この感動をスウェーデン語で表せないのが、はがゆくて悔しかった。
次ぎ会うまでには必ず!!そう心に誓いました。
家族全員へのプレゼントが渡された後は、シャンパンを飲みつつ
マグネママによるトムテの絵本の朗読。
スウェーデン語だったので、ほとんど理解できなかったけど(無念)、後でマグネが翻訳してくれました。
サンタの妖精、トムテが家々の納屋で牛や馬などの家畜のかたわらで寝てしまったり、いたずらする絵は、聞いていてほのぼのでした。
細長い帽子をかぶって、顔をあまり表に出さないスウェーデンのサンタ、トムテ。
初めて見たときは「かわいくないやつ。」なんて思っていましたが、こうしたお話を聞くと、一気にかわいく見えてくるから不思議です。
お昼がごちそうだったので、お夕食は軽めのGröt グロット。
小さなおコメを使ったミルク粥です。
これは正直、白いごはんを常食としている日本人は好まない味かも…。
スウェーデンに来たばかりの私だったら
「ごはんなの?デザートなの?はっきりして!」って叫んでいたかもしれないけれど、
今ではシナモンをたっぷりかけて、おいしくいただいてます。
食べる前にミルクをかけるのです。
家族団らんの時間。
こうしてイブの夜もゆっくりと更けていきました。
次回は25日朝のベステロース散策の様子です!
お楽しみに
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