おはようございます。
お裁縫、お洋服作りで
日々の暮らしを丁寧に.。
私らしさを叶えて、豊かな時間を
過ごすお手伝いをします。
洋裁教室 ユリノワ
小時田友里です。
お洋服をつくるときに、
一番難しいと言われる、
お袖つくり。
それはなぜか?
腕の動きは、
上半身の身体の動きで、
一番動くところであり、
その動きを考慮しなければならない
からではないでしょうか?
こちらは、紳士服のジャケット。
横から見ると、腕が前へ振れてますよね。
そう、人間の腕はこのように、
少し前へ振れているので、
袖付けもこのように前へ振れるように、
付けるのです。
さらにジャケットのような、
かっちりしたものは、
さらに肘を起点に、
少し前へ傾斜をしているのです。
着用した時の、着心地が
良くなるということですね(*^_^*)
袖山の型紙で見てみると、
前のカーブがきつく、くりが深い。
それに対し、後ろのカーブは緩やかですよね。
(こちらの写真は紳士のジャケットの袖の型紙ではなく、
袖山の説明のため、違う型紙を使用しています。)
この袖山も、自然に前へ振るように、
形つくられているのです。
このように、お洋服も、
人の動きに
優しい形になっているのですね♡
この、袖山のカーブの感じも、
覚えておくと、
どちらが前か後ろなのか?
右袖なのか、左袖なのか?
も、自然にわかるようになるので、
ぜひ、このカーブの感じも
覚えてみてくださいね♪