薬剤師&産業カウンセラー         中森玉美の健康カフェ 

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薬剤師の医療相談『ゆりの園』代表 中森玉美のブログです

薬剤師&産業カウンセラーの中森玉美が、

ココロとカラダに関する”あなたのちょっと知りたいこと”についてお話していきます。


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sei 井戸端カフェ 6月よりしばらくの間お休みします。   

 

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みなさん、お元気ですか?

薬剤師&心理カウンセラーの中森玉美です。

 

◇◇歯の治療

先日、幼稚園で歯科検診を済ませたばかりかと思います。

小さい子供を歯医者さんに連れて行くのはかわいそうだわ、と思う気持ちは分かりますが、ひどくなってしまうと治療も長引きます。

 

子供の歯の虫歯は、その下にある大人の歯の健康にも影響がでてしまいますから、虫歯があったら子供の歯だからと思って油断せず、早めに治療してしまいましょうね。

 

◇◇子供の病気について思う事

自分の子供が病気になったと思うと、とても心配になり辛い気持ちになってしまいますね。

 

なにか変な病気だったらどうしよう、うちの子だけが重症だったら大変だ!などと妄想に近い心配がむくむくと湧いてくるのが親心というものでしょう。

 

そんな落ち着かない気持ちなのに、病院に連れて行った方がいいだろうか、もう半日様子をみようか、などいろいろな判断を迫られるプレッシャーが襲ってきます。そんな大変な気持ちになるのが嫌で怖くて、子供が病気になると腹が立ったりしていませんか?

 

子供は病気をしながら大きくなります。

人は、幼稚園から始まり集団の中で生きていきます。その中で病気をうつしたりうつされたりしながら、いろいろな病気にかかり、免疫を獲得して丈夫になっていくのです。

 

 

ですから、しっかり体力をつけながら、病気にもかかりながら幼稚園時代を過ごす事が、成長には欠かせない事だと思ってください。

 

そういう気持ちでいれば、うつされたとかうつしたとか、必要以上に気にすることも無くなっていくでしょう。

 

幼稚園の子供達が健やかに成長するよう、保護者の方、皆で見守っていくような気持ちで、子供と共に幼稚園時代を過ごせたら、とても幸せだなと思います。

 

Photo by http://kids.wanpug.com/

みなさん、お元気ですか?

薬剤師&心理カウンセラーの中森玉美です。

 

前回、プール遊びでは子どもの体調管理が大切になってきます。とお話ししました。

 

今回は、皮膚科の疾患がある時の注意点です。

例えば、とびひや水いぼですが、とびひは接触するとうつる感染症の一種ですので、出来てしまったら直ぐ皮膚科に行ってひどくならないうちに治しましょう。

 

とびひはプールでうつりますし、また水に入ると酷くなってしまうので、とびひができた時はプールはお休みしてください。

 

また、水いぼも感染症の一種です。とびひと同じように接触するとうつります。

 

しかし水いぼはとびひと違い、学校によってプールの対応が違います。

 

小学校は水いぼは低学年までしか罹らないこともあり、水いぼでプールを禁止すことは少ないようですが、幼稚園では水いぼにかかる年齢でもありますし、プールでの遊びも友達とくっついて遊ぶことも多いので、禁止しているところが一般的です。

 

いずれにせよ、その時の症状や幼稚園での感染の状態などを考慮して、各々幼稚園が決めますので、水いぼにかかった時も速やかに幼稚園に連絡してください。

 

プール遊びは、子供の調子を整えて参加する事が大事です。

 

次回は、歯の治療子供の病気について思うことをお話ししますね。

 

みなさん、お元気ですか?

薬剤師&心理カウンセラーの中森玉美です。

 

今年は5月にも暑い日があったので、公園で水遊びなどした子供達も多いかもしれません。

6月になると幼稚園でもプールが始まりますが、日々の遊びとは違う注意が必要です。

 

プールや水遊びは、砂場で遊ぶのとは違い体力を使います。

普段の遊びよりも疲れますので、体調の管理がいつも以上に大切です。

 

子供は急に熱を出したり、急に気持ちが悪くなったり、幼稚園に行ってから調子が悪くなることも多いでしょう。それは仕方がない事ですが、

「いつも一人で起きてくる子が起こしても起きてこない」

「朝からだらだらして疲れているようにみえる」

「なんとなく体が温かい気がする」というように

 

いつもと違う気がしたら、体温を測り、平熱より高ければプールはやめておく

ぐらいの気持ちでいてください。

 

 

また、様子をみてプールをやめるほどではないと思う時も、

「なんとなく変」な状態を幼稚園に報告しておくといいかもしれませんね。

 

 

それから、おなかがゆるい時はやめておきましょう。

だるそうにしている時より軽く考えがちですが、プールで冷えて加速していまったら大変です。

おなかの調子が悪いけど元気だから大丈夫と思うかもしれませんが、

おなかの調子が悪そうな時、迷ったらやめてください。

 

次回は、皮膚科の疾患があるときのプール遊びの注意点についてお話します。

 

Photo by http://kids.wanpug.com/

みなさん、お元気ですか?

薬剤師&心理カウンセラーの中森玉美です。

 

前回に引き続き、はしかのお話しです。

 

①    ワクチン

はしかは感染力が強いので、マスクや手洗いのみでは予防できません。

予防接種が一番の予防法です。

はしかの人に接触してから72時間以内に予防接種をしても効果的です。

 

幼稚園生の場合、1回は予防接種を済ましていることかと思います。第1回は1歳の時にしますので、95%以上の子に免疫力がついているはずです。2回目は年長さんの時にするので、忘れずに早めに2度目を受けてくださいね。また、もし1回もうけていないようなら、早めに受けましょう。

 

②    保護者の世代

麻疹の免疫に関しては、ちょうど保護者の方の世代のほうが心配です。

ちょうど10年前10~20代で麻疹がはやり、その後予防接種が2回接種となりました。

6ですから25歳以下の人たちは予防接種を2回していて、しっかりと免疫力がついています。

 

また40代以上の人達はワクチンがなかったので、大抵の人は麻疹の病気に直になっていて、生涯免疫が出来ている世代です。その間の世代、26歳~39歳が予防接種1回世代で、免疫力が切れていてもおかしくない世代です。40代の人も自分が罹ったかどうか確認してみてください。罹っていなければこれからでも予防接種をする事をお勧めします。予防接種1回世代の方々で、もう一度予防接種と思っている方もお医者さんに相談してみてくださいね。

 

はしかは今の時代でも重症化する病気ですが、予防接種をしっかりしていれば予防出来るものなので、子供達だけではなく、どの世代も免疫がないと思われる方は予防接種をしてしっかり予防してください。

 

次回は、健康診断についてお話しますね。

 

みなさん、お元気ですか?

薬剤師&心理カウンセラーの中森玉美です。

 

はしかは毎年春から初夏にかけてはやりますが、最近は際立った流行もなく落ち着いていました。

それが今年に入り沖縄から流行が始まってしまったようです。

 

①    感染経路

はしか(麻疹)ウイルスは、唾が飛んだり、接触したり、ウイルスに感染している人と同じ部屋にいたりするとうつってしまい、免疫のない人が感染すると、ほぼ100パーセント発症する感染力の非常に強いウイルスです。

 

一度病気にかかると一生免疫が出来るといわれていますので、予防接種ではなく麻疹にかかったことがある人はもう二度とかからないので安心です。

 

②    かかった時

ウイルスに感染すると10日ぐらい経って発熱、咳、鼻水といった風邪のような 症状が始まり、一度熱が下がることもありますが、2~3日後39度以上の高熱と発疹が現れます。

 

肺炎、中耳炎、脳炎と重症化することもあり、先進国でも死亡する人は1万人に1人いると言われています。

 

かかったかなと思ったら、病院に直ぐに連れていく前に電話してどのように連れて行ったらいいか相談してください。

 

いきなり連れていって不用意にまわりにうつさないよう気を付けることが大事なことです。

 

次回は、「ワクチン」「保護者の世代が心配」をお伝えします。

 

 

皆さんお元気ですか?

薬剤師&心理カウンセラーの中森玉美です。

 

インフルエンザについて連続してお伝えしてきましたが、

最後は・・・

 

◇◇うつる子、うつらない子の違い

 

ひと冬に2度も罹ってしまう子もいれば、まったく罹らない子もいますが、その違いは「運」としか言いようがありません。

 

ですが、出来る予防はしっかりして、免疫力をつけるためにバランスのいい食事をとり睡眠をしっかりとる事は、常に大事なことです。特に気温の低い時は体を冷やさないように、冷たい飲み物やアイスクリームなどは食べ過ぎないように気を付けてください。

 

現在、インフルエンザ警報が出ていますね。去年おととしに比べ、今年は患者数が多くA型とB型が一緒に流行しているようです。

 

毎年この時期になるとたくさんの情報が氾濫します。聞いているだけで不安になりますが、出来ることをしたら、後は心配し過ぎないで落ち着いて日々を過ごしてください。

 

みなさん、お元気ですか?

薬剤師&心理カウンセラーの中森玉美です。

 

前回まで、インフルエンザの正しい怖がり方についてお話してきました。

 

今回は、予防についての情報にもいろいろあるよ。というお話しです。

 

◇◇予防の情報もいろいろです。


今まで通り「手洗い、うがい、顔洗い」を徹底することに変わりはありません。手洗いは一度じっくり洗うより、2度洗いした方が予防に効果的です。毎回は無理かもしれませんが、大勢の人がいる所から帰ってきた時は2度洗いを実践してください。

 

またここに来て、うがいは予防に効果がないという話が出ています。ウイルスは喉について20分ぐらいで増殖を始めるので、20分に一回うがいをしないと効果がなく、それを実践するのが難しいという事のようです。

 

ですが、出来る時はしっかりうがいをし、出来ないとき時は飲み物を飲んで、口の中をきれいにしましょう。そうやって出来る時に出来る予防をするのが大事かと思います。


また食器や洗濯物ですが、ノロウイルスの場合は特殊な方法で始末しますが、インフルエンザの時は、普通に洗えば大丈夫です。水で洗い流せますので使った食器などしっかり洗ってください。

 

また、お部屋の加湿もしてくださいね。
 

次回は、【うつる子、うつらない子の違い】についてお話します。

 

 

みなさん、お元気ですか?

薬剤師&心理カウンセラーの中森玉美です。

 

前回は、どのタイミングでインフルエンザの検査を受けるとよいか?

についてお話しました。

 

②    早く薬(抗ウイルス剤)を飲まないと!

 


イラスト by こどもや赤ちゃんのイラストわんパグ

 

抗ウイルス剤は熱が出始めてから48時間以内に飲み始めると、ウイルスが増えるのを抑えるという薬です。子供の場合、大抵は早めに受診しますから、検査結果が陽性になり、すぐ薬を飲み始めるという時が多いかと思います。

 

大人の場合、熱っぽいなぁと思いながら様子を見ているうちに、3日経っても治らないからと受診しても、それがインフルエンザかどうか、時間が経ち過ぎていて検査結果は出ません。ですから薬も出ないという事になります。体力のある人にとっては、薬を飲んでも一日早く解熱する程度なので、ゆっくり休んでいるだけで充分なことも多いのです。

 

ここがお伝えする時に難しいのですが、インフルエンザは重症になると死亡例も出るほどの重い病気ですが、体力のある大人の場合、しっかり休んでいれば薬を飲まなくても治る病気でもあるのです。

 

どの病気もそうですが、年齢や慢性病があるか、非常に疲労している時かなどの状態によって対応の仕方、怖がり方も違ってくるという事です。

 

情報を同じに受け取らず、自分に合った対応をしてください。
 

みなさん、お元気ですか?

薬剤師&心理カウンセラーの中森玉美です。

 

今日は、流行しているインフルエンザについてお話ししたいと思います。

 

①    早く病院に行って検査してもらわないと!


この時期、熱が出ると、こんな気分になって焦りますね。

慌てて連れて行ってインフルエンザ検査をしたら陰性で、次の日もう一度検査して陽性だったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?


検査結果がしっかり出るのは6時間~12時間が目安と言われています。
ですから確実に1回で検査結果を出したい時は、熱が出始めてから6時間以上経ってから検査を受けるといいと思います。お医者さんによっては12時間近く経ってから来てくださいという人もいるようです。

 

ただ、幼稚園児ぐらいまでの年の子供の場合、特に2歳以下の子供は、インフルエンザで重症になる事もありますので、そのことも頭の片隅に置いて、熱が出始めたら目を離さない事、そしていつもの風邪より重いなと思ったら、6時間を待たず直ぐ診てもらってください。
 

 

次回は、【②早く薬(抗ウイルス剤)を飲まないと!についてお話します。

みなさん、お元気ですか?

薬剤師&心理カウンセラーの中森玉美です。

 

最近何かと話題になっている、子育てとスマホについてお話しします。

 

◇◇子供とスマホ

今回はスマホのことを書こうかなと思っていたら、0歳児から6歳児の子供を持つ首都圏で育児中の母親を対象とした、民間教育機関での調査結果が出ていました。

2「1週間あたりどれくらいスマホをみたり使ったりしているか」という質問に対し0歳児から6歳児すべてで4年前の調査を上回って「スマホ育児」が増えているとのことでした。

 

数字を見るまでもなく、ここ数年、私たちの生活に着実に浸透してきているスマホ。

 

スマホ育児世代ではない私たちからみると「こんな小さい子もスマホ見て遊ぶのね」というのが驚きと共に素直な感想ですが、育児中にスマホがあったら、やっぱりうまく使ってしまうだろうな、というのが本音でしょう。移動中や公共施設など静かにしてほしい所ではきっとスマホが大活躍しているのだと思います。

 

でも上記調査は毎日使っているとのことでしたので、特別な時だけではなく日々の生活の中でテレビやビデオの代わりになっているのでしょうね。

 

 

ただ気になる調査がもう一つあり、「親は自分よりスマホが大事」と思う、または「親のスマホになりたい」と思う時がある、と感じる子供がいるという結果があるようです。

 

これは前の調査とは少しニュアンスが違い一大事のような気がするのです。「僕を見て!私のお話し聞いて!」と子供達が大人を必要としている時、大人の気持ちが自分にないと感じている子供がいるということですよね。そして、そのことで子供たちが悲しんだり傷ついたりしているということです。

 

今の時代、いろいろな場面でスマホを使うことを優先してしまう事があるのかもしれません。ですが、子供たちに悲しい思いをさせてはいけないと思うのです。そんな時はいきなりスマホを使い始めるのではなく「お友達とちょっとお話しするから待ってね」と声をかけてから使い始める、長くなりそうならいったんスマホを触るのを中断して子供の話を聞いてからにする、というような事が必要なのではと強く思います。

 

いつも自分のことを気にかけてくれているという信頼が安心感になり、その安心感が気持ちの安定に繋がっていき、その安定感がこれからの長い人生を生き抜く一番大切な根っこのようなものになっていくと思うのです。

 

日々の生活の中でのささいな事の積み重ねが、子供との信頼関係に繋がっていくと思うと「スマホと子供と私」の関係を見直して、子供と一緒の時のスマホの使い方をもう一度考える必要があるかもしれませんね。