先日の長野でのおはなし

 

春の公演のときに

終演後ロビーで挨拶しているわたしに

 

「ユリちゃん、私誰だかわかる?」

 

と声をかけてくださる美しい方がいて。

 

お名前を聞いて、即。思いだした

中学時代のブラスバンド部の先輩。

 

私の名前をみて

コンサートにいらしてくださったという

その先輩に

こんどは私から連絡をし


この12月、

久しぶりなんてものではない

35年ぶりの再会をしてきました。

 

 

ブラスバンド部でクラリネット(2nd)

だった私の

直属の上司だった先輩は

 

穏やかで知的で

でも時にきっちりと厳しく

思春期まっさかりの イタいわたしを

上手に扱ってくれて

ひとつ歳上なだけとは思えない

大人な雰囲気のひとでした。

 


コンクールで金賞をいただいて

県大会へ行ったとき

ウキウキしていた私に

「ユリちゃん、辞めなくてよかったね^^」

 

とニッコリ言われた記憶があるので

当時の私は、キツい部活を

「やめてやる〜」って言っていたのでしょう。

(想像がつく...)

 

一昨年までJALのCAさんとして

キャリアを積んでらしたという先輩は

立ち居振る舞いはいうまでもなく

 

車に乗せていただいたら

座席にはブランケットが置かれ

「寒かったら使ってね♡」と

なにもかもが美しくて

 

最初はちょっと緊張したのだけれど

35年前に素がバレている身としては

いまさら取り繕うのも意味ないかと開きなおれて

 

素のままの自分で

再会を楽しんできました。

 

お天気に恵まれたので

ドライブがてら連れて行ってくれたのは

天竜峡のココリズム

 

Cocoro Farm Villagge

 

地元のお野菜がビュッフェでいただけて

きのこのしゃぶしゃぶもシンプルで美味しい

 

季節が暖かければ

ワンちゃん連れてのテラス席は広くて眺めも良く

最高なのではと感じました。

 

35年もの月日を報告しあうのには

いくら時間あっても足りないから

何時間はなしていただろう?

 

わたしはあまり

自分から友達に連絡をするタイプではなく

(不義理ばかりでゴメンなさい)

 

だから相手から連絡をくれる友達としか

むかしの友達はいないのですが

 

 

でも

久しぶりに

絶対長野に帰ったら

私から連絡させてもらって

お時間作ってもらって

 

絶対に、会いたい。

とおもう人を見つけました。

 

ありがたいな。

 

 

ランチの後は

敷地内にある直売所のマルシェへ。

 

先輩が

キッチンに飾る植物が欲しいというので

 

一緒に選んだ多肉ちゃん。

 

「この子、ユリちゃんて名前にして育てるわ」

 

というので

 

「えええ〜〜!!!

 枯らさないでくださいねっ」

 

「じゃ、私はこの苔玉を...」

「ちーちゃんと名付けます」爆笑

 

ふたりでお持ち帰り。

 

 

 

 

 

 

 

帰りの車のなかで

ブラスバンド部時代に

コンクールで演奏した曲を

大音量でかけて

 

それがあまりにも

懐かしくて美しくて

 

この旋律を聴いていたときの

感情や 仲間のことなど

すべてが蘇ってくる

 

 

運転する先輩の横で

わたしはひとり胸がいっぱいになり

声が出せなかった

 

 

 

音楽って

一瞬でその時代に連れて行ってくれるから。

 

このあたりの曲、

なつかしーい♡…って叫んでくれる人

ブログの読者さんの中にもいるかしら。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ2022冬至まで

1週間ですね。

 

断捨離をすすめながら

穏やかな年末を過ごしたいと思います。

 

 

みなさまも

素敵な一週間をお過ごしくださいね。