WAIKIKIでの観光も今日が最後。
ビショップ博物館を訪れる。
WAIKIKIから利用したバスは2番。 この旅で2番のバスには何度もお世話になる。シニア料金で、4人で5ドルというのは、とても支払いやすく安価。だけど、お釣はもらえないとのことだから、一人だったら不便。
Googleマップとにらめっこしながら、博物館近くのバス停で降りる。

カメハメハ王の曾孫、バニース パウアヒ王女の夫が建てたもの。外観も素敵

ドームはプラレタリウム。

正面入口

10:30から日本語のガイドツアーがあるというので参加する。
これは、オススメ。その話から、ポリネシアンカルチャーセンターで見学した時に不思議と感じたことなど解決できた。
ツアーの内容はハワイの王族の説明が多い。カメハメハ王から続く王様の歴史。それは2日目のツアーガイドさゆりさんの説明と被っていた。2度目に聞く物語なので、各王様が行ったことなどが前のときよりも記憶に残った。

このような像は、ポリネシアでは祈りの場にあるようです。
日本の狛犬と同じ役目のようだ。
草葺のお家は、ハワイアンのかつての住居。

この一対の像は世界に3つしか残されていない。一つは大英博物館、2つはアメリカ本土の博物館、そしてこれ。
キリスト教が入ってきた時に、その多くは破壊された。多神教の象徴だったからだという。




3Fにはマッコウクジラ


クジラの骨、大きい

王様の歩くときに使われる。日本の大名行列のときのものに似ている。
全部鳥の羽、行列の通る目印だったようだ。

プラネタリウムは別料金3ドル。
スタッフの人に尋ねると11:30〜だと。
ダッシュでチケットを購入しにエントランスに戻ったが、プラネタリウム入口でカードで買えた。
説明は英語のみ。海の映像とのコラボ
知っている、星座を見つけては、密かに喜ぶ。
昔、南の島でサザンクロスを見つけたのが、満天の星で、わからなかった。あの時、天頂ばかり眺めていたが、かなり低い位置にある。私達が訪れた期間では22時頃見られたようだが、残念ながら夜は雲が多くまた真剣に探すこともしなかった。
サザンクロスはポリネシアンにとって、北極星と同様、航海のための重要な星だったようだ。


午前中は雨がよく降った。庭に出てみると、またしても。
オアフの気候は目まぐるしく変わる。

パンの実

ククイの花

プリメリア

ビショップ博物館、見るべきところが多くて、とても4時間ほどの滞在では足りない。
また、次回かな。

以前から、来てみたいと思っていたが今回は来れて良かった。
スケジュール的にも、さゆりさんの歴史散歩、ポリネシアンカルチャーセンター、のあとの締めだったので、今まで見てきたことを想起して展示物をみることができた。

ここで強く感じたことは、私のイメージを覆すものだった。
王様たちは、とてもクレイバーで民衆のことを考えた政治をしていたこと。文字を持っていないことで、この国が存続はできなかったのかも。王様たちはそのことに気づいていて、教育に力を入れようとしたものの
その思いは民衆に伝播しきれずアメリカに侵略されてしまったのだろう。
山科の宮と王女が結婚していたら、また、別の世界が広がったのだろうか?

また、古い道具などの展示物は日本のそれとよく似ている。あやとりなどの遊びも。南方からきた日本人のルーツであるのは、確かであろう。

歴史のifを考えつつ、この地を去った。

以前よりも、ハワイ、ポリネシアに一層強い興味を抱いた。