7月31日
いよいよ、山登りもラスト。昨夜はまさに脚が棒のようだった。疲労の蓄積。
今日も歩行キロ予定は19キロメートル。
一昨日、三俣山荘まで行かなかったことが厳しい日程を作った。
でも、あの時先に進んでいたら、夕立で全身びしょ濡れだっただろう。双六小屋をベースにしたことで、軽装で2日間は動けているから、結果的には良い判断だったのでは。
そんなことを自問自答。

朝日が昇った

下界のことがわからないが梅雨明けしたのかな。
最高の天気だ。

この分岐、何度も往復している。体力温存の為巻道を選択。

今日はずっと稜線を眺めての歩行ができそう。

あれれ、またもや霧?

ここもコバイケイソウ群落。

三俣山荘が見えてきた。

鷲羽岳の登山道を歩く人が見える。

ギンギンの太陽。

三俣山荘で一休みして、鷲羽岳に取り付く。
三俣山荘を逆サイドから見下ろす。歩いてきた道が見える。


急登。朝露に濡れたチシマギキョウに癒される。

真夏の太陽光線。

岩が多くなってきた。

山々に見とれる。

槍ヶ岳の存在感。

鷲羽岳山頂を見上げる。

水晶岳、その奥は薬師岳

山頂、槍ヶ岳をバックに。
行程がキツイので山頂でのんびりもしていられない。
次は水晶岳だ。
山頂から水晶岳までの道筋をたどる。

あら、コマクサ?と思って近づいて見ると違う。
なんと、ヨツバシオガマ。
厳しい環境のせいか、スクッと伸びないでコマクサくらいの大きさで咲いている。

イワウメ

群生するヨツバシオガマ

水晶岳の前にワリモ岳がたちはだかる。

ワリモ岳山頂、足も止めずに通過。

ミヤマキンバイ

水晶岳を目指す一行

皆さん、ここにデポしてる。
案外ここから水晶岳まで遠かった。

あの尾根を歩く。

またまた、ライチョウさん。
ただ今砂浴びの最中。ごめんなさいして、脇を通る。

タテヤマウツボグサかな。

タカネイワツメクサ

ミヤマコゴメグサ

水晶小屋から、正面に野口五郎岳

水晶岳

水晶小屋から水晶岳まで、すぐ近くなのにきつかった。山頂は岩山だ。

山頂に座りこみ、周囲の山々を見渡す。



ミヤマオダマキ

帰路は黒部川の源流地点を通る。

ところが、ここがきつかった。下りなのに。何しろ暑い。沢沿いを下るのだが、源流地点までの距離がとても遠く感じた。小さな流れがいく筋も流れ込む源流地点。

この沢の上は雲ノ平らしい。

オオバミズホウズキ

あと少しでも源流地点。もうフラフラ。
だれかここを渡渉している。ここからも雲ノ平に行けるのかな。



黒部川水源地標
しばし、ここでへたり込んだが、暑くて居られない。

多分三俣蓮華岳
あの麓が三俣山荘だ。

やっと、三俣山荘に着。一瞬、このままここに泊まろうかと思ったが、何しろサブザック一つ。着替えたいし、翌日のことを考えると後2時間歩くことに。

トボトボと朝来た道を歩く。三俣蓮華岳を登り返す元気もなく、巻道をまた。

救いはこの光景。



ヘロヘロになりながら双六小屋前に。
迷わずビール。
しみる〜。