八千代市下高野から佐倉市先崎辺りの歴史散策。
昨年5月にも歩いたのだが、半年以上経ち、少しはこの地の歴史のことを知って歩くと同じ風景も違って見える。
佐倉市側から、下高野地区の全景を眺める。江戸時代から世帯戸数20前後と変わらぬ集落だという。眼前に広がる田んぼは耕作放棄地が目立つ。
かつては、この辺り印旛沼の中だったのだろう。湖岸であったであろう崖の縁に、人家が並ぶ。
菜の花が咲き春の訪れを感じさせる。
白梅も。
傍らには、紅梅が満開
下高野から佐倉市先崎へ
村の入り口でのお出迎えは、ツジギリ。
悪霊が村に入らないように。
小高い丘に上がる。この梨畑の辺りが、城(多分館)跡らしい。
このような
板碑がいくつもここにあったという。
この城跡の麓には菅原神社。大きな杉木立が何本もある。
またまたツジギリ
急な坂道を上ると鷲神社。
本殿の彫刻が見事。
ラストは、青菅稲荷大神
ここのキツネさんが何ともおしゃれ。
ここの境内で、天明の飢饉の頃、丈七という人たちが中心になり一揆の決起集会が開かれた場所だという。そんな話を聞き、心はは200年以上も前にワープ。
佐倉市青菅へ。
昭和30年に建てられたという分校跡。
「オルガンの音が聴こえてきそうだね」などと囁く声。なんかのコマーシャルにあったが、私には「♫いつのことだか 思い出してご覧。あんなこと、こんなことあったでしょ。♫」そんな歌声が聞こえる。
自分の歳と重ねて校舎を見入る。
昭和はすっかり歴史の真っ只中になってしまっている。
口には、球と鍵を咥えている。