前日からの天気予報を気にしつつ、やってきました茨城県。千葉では、4時には降り出していた雪、埼玉を過ぎると降ってない。
八溝山はどうだろう。

旧道登山口は、真っ白。
白と黒の世界。

気温はマイナス1度だが、風が無いせいか寒くは感じない。
身支度を整えて、いざ、出陣‼️

木の大きな鳥居をくぐる。

歴史を感じさせる石碑。

こちらは、なんだろう?


ここの林道は冬季は閉鎖中らしい。車で行けそうな気もしたが、トレーニングも兼ねて歩き出す。

5分くらい歩いて、山道らしいところを入って行った。林道歩きは芸がないと思って。GPSに足跡のマークがあるので、大丈夫かと思い。ところが、とんでもない道に。
藪漕ぎ、イバラ、茨城県だからイバラなんちゃって。悪戦苦闘30分あまり。林道に上がる。
素直に、林道を歩いていれば、こんなロスはなかったのだが。

林道に戻り見つけた標識。

ここが、登山道だ。


小雪舞い散る中、山道を歩く。

あれ、こんなウロがある。

旧道は再び林道に出る。
真っ白な道。バージンロードだ。

ふと、木々を見上げると、ヤドリギがたくさん。

今日のルートを表示板で確認。
左ルートで登り、右ルートで下る。

湧水群がここの名所らしいが、今日の私にはそこを廻る余裕なし。
標高が上がると、寒い。

登山者無しの、真っ白な道に足跡をつけるのはちょっといい気分。
誰もいない。そして、鳥の鳴き声すらない。
シーンとした白黒の世界。

またまた、大きなウロのある木を発見。
こぶとりじいさんが潜んでいそうだ。

金性水の水場近くにはこんな表示が。名水百選ですって。

金性水は凍っていて水無し。
ここの水を汲みに来たという親子連れにあった。
(本日出会った唯一の1組).こんな雪の中お気の毒。水をくめない。
車で林道を上がって来たという。どおりで、服装が普通の格好だ。それでも、雪の上を歩いて来たのだから。

寒さは増すばかり。
鉄水の水場に来た。ここも凍っていて、水は無い。


ここから
山頂まで長い長い階段が続く。階段を上がっていくのにつれて、寒さは増すばかり。冷たい風がそれを増幅させる。

あと一息。

八溝嶺神社前には、なぜか白馬。

立派な鳥居をくぐる。

登山の無事を祈る。

雪を被った狛犬さん

ここにはお城の形の展望台。だけど、冬季は閉鎖なのだろうか。大きな錠前でドアは閉ざされていた。

山頂は、奥社の上に。
茨城県の最高峰八溝山は1022m,
だけど、この表示には福島県棚倉町と書かれている。
???

山頂から奥社を見下ろす。

拝殿の前で失礼して、神様と一緒にお茶を飲む。
ホットな飲み物でホット。

さあ、ここから、一気に下山だ。
何しろ寒くて、指の感覚がない。

途中で、日輪寺に立ち寄る。



ここにも白馬。八溝山と白馬、何か深い繋がりがありそうだ。

役小角が開いたと言われていて、江戸時代には、 坂東21番札所として栄えたらしい寺。
ここも、1月、2月は閉鎖。

だけど、なんだか裁判で揉めてるのかな。へんな張り紙がビッシリ。

複雑な気持ちで山道を下る。立派な杉の木立の中を。

日輪寺入り口の駐車場まで戻り、その後は、林道を歩いて下山。

大雪にならず、暗くなる前に下山できてホットした。
この山は、林道閉鎖でなければ山頂まで車で行けてしまう山。雪の中のこうして歩いて登ることに意義があったかも。