子供の頃の大晦日は、特別の雰囲気があった。
リビングのテーブルフラワーは、庭に咲いているスイセンと藪柑子をつかってアレンジ。
ピーンと張り詰める寒さ。
母が作るお節の匂い。
正月飾り、お正月の花。
大人になってからは、格別感が失われた。
母が生きていた頃は、年末は実家で過ごすことが多く、家では大したこともせず、年を越していた。
子供たちが家をでてからは、それぞれの家庭の都合で、我が家に集まるのは、松も取れる頃という感じで、お節ももう適当でいいかなて感じ。
来年は、元旦にみんな集まる。
そんなわけで、本当に久しぶりにマジでお節料理を作った。昨日から、黒豆を煮たり、レンコンやなますなど。今朝も7時前から、台所に立つ。
昔、母が台所のストーブをつけないで、お節を作っていたが、今朝の私がまさにそれ。
お湯をわかしたり、煮物をしたりしているので、ちっとも寒くない。
この頃、血圧を気にしている私。全て塩分控えめに。
仕上げは、軽く掃除。
リビングの花を生けておしまい。
アレンジもいつ以来だろう。
対称な位置にうまく決まらないけど、まあ、いいっか。