前日、焼き走りの湯から見た岩手山。
でっかい山だ。

登山口は馬返しから。
昨日、八幡平で出会った2人はすでに登っているようだ。


岩手山は標高差1400mとキツい。
今回の旅の、羊蹄山に次ぐ厳しさ。
登りは新道で。林の中を歩く。
大きなブナの木が。

ウメバチソウはあちこちで見られる。

脇見もせず、黙々と歩きもうヘロヘロ。ちょっと休憩。
振り返ると、山頂が。
浅間山にそっくり。

気を振り絞って、避難小屋まで。
ここで、ザックをデポ。

この後、昨日会った人にまた出会った。
百名山をまとめて登ると案外コース設定が似ている人が多いようだ。この人とは、今回登った東北6座中、5座で山頂付近で一緒になった。

ザレ場の急登。滑り落ちないように一歩一歩。

火口の淵にはいくつもの石仏が並ぶ。
最初は、火口に向き合ってたっているのかとおもったら、火口と反対の町側を見下ろしている。
この石仏、噴火から町を守るために置かれたのだろうか。


山頂。独立峰なので、眼下にくっきり田畑が広がる。また、岩木山、八甲田山と登って来た山々やこの後登る早池峰、鳥海山のTOPも見渡せた。

お鉢巡りをする。
火口の深い穴。

下山は、旧道を選択。
まあ、これがすごい道。急坂に続く急坂。こんな石の上を歩く。
また、あるところはザレ場。
火山の山であることを思い知らされた。


晴れていたので、道迷いの心配は無かったが、ガスっていたら、思わぬところに迷い込みそうだ。
目印のマークは、ちょっと見えにくい。
こんな道をスタスタと歩く男性が私を追い抜いていった。背中のザックには救助隊の文字。
納得。

登山口に着いた時は、もう、ヘロヘロ。
この後、日帰り温泉に入ろうと、道路に看板が掲げてあった「お山の湯」をナビに入れて向かったが、見当たらない。近くのコンビニで所在を訪ねるとなんと既に廃業しているとのこと。
疲れは一層増してしまった。