大島ともお別れ。
元島の住人だった友人が、船に乗る前に
「油屋へ行こう」と。
油屋とは、椿油の工場のことだった。
9時に工場前に。
店名があぶらやだった。
ここの4代目オーナーが椿油の製造方法など説明してくれた。
椿油の原料の椿の実を手に入れる困難さなど知らないことがいっぱい。
椿の木が沢山あるのだから、それで椿油ができるであろうと考えていた。
販路を広げるには、材料の安定供給が必要なのに、いくつかの問題があり、それが中々とのこと。
工場内はレトロな感じ。
100年も前から使われている、油を絞る機械。
天井に設置されてたこの棒は、圧搾のための棒。
昔はこれで人力で絞ったとのこと。
私の椿油のイメージは、小さい頃祖母が使っていて、なんだか、特有な匂いがするような気がしていた。だから、とても、自分で使おうなんて思いもしなかった。
ところが、ここでの説明を聞き、ヤブツバキ100%'(これが大事らしい)の油に引き寄せられた。
食べるのも、化粧用のものも基本的には同じとのこと。
実際に、塗ってみると匂いもほとんどなし。そんなにベトベトもしない。
ここに案内してくれた友人は、ツヤツヤの黒髪。毎日椿油を使っているとのこと。
このお店では、椿の木の炭の開発もしているとのこと。椿の木はとても硬いので、日持ちの良い炭なのだと言う。
トレッキング、食べることの他にも、最後に椿と言うおまけがついた。
港に着くと
大島ではバスの便より船の便の方があるのかな?
私たちが乗船するのは一番下。
高速ジェット船。
お見送りはあんこ猫
大島バイバイ。
今度来るときは、大島から富士山をながめたいな。