このような奇岩がたくさんある。一つ一つ名前があるのだろうか。
ここは第一次世界大戦の時、オーストリアとイタリアの激戦地、アルプス戦線と言われているところ。あのくりぬき、そして、小屋前の広場はその名残だろう。
そもそも、ドライチンネンとは、ドイツ語でトレチーメのこと。
第一次世界大戦前はここはオーストリアだった。
この地を、空から眺めている人が。
ここまで来ると人の数は少なくなって来た。
お花も山々も美しいので、ついついのんびり歩いてしまったが、バスの時間に間に合うか不安に。
バスは14:30,
ここからは、必死。
走るように歩く。
強引に追い抜きをかけながら。
案外ここからオーロンゾ小屋までは遠くて、上ったり下ったり。
やっと、駐車場が見えてきた。時刻は14:24。
駆け下りる。14:31.朝下車したところにバスがいた。運転手に手を振り、どうにか間に合った。
乗車すると隣の席の人に、セーフと言われてしまった。
トレッキングの終わりは、ドタバタだったが、素敵な山行きだった。
日本の山だと、コースタイム通りというか、それよりは早めに歩けている。しかし、こちらのコースタイムは、それよりもずっと早い。