ポルトガルも今日が最終日。 
問題は、スーツケース。
持ち歩いていると、日中の混んだ街中では身動きが取りにくい。考えた末、早朝に空港に行き、荷物を預け、再びアパートメントに戻り、10時頃活動開始することに。最寄りの駅に預けるか悩んだが、この方法は結果オーライだった。チェックインまで、身軽に行動できた。おまけに、リスボンカードという一日券を前日に購入していたので無駄なく経済的。

はじめに、ジェロニモス修道院に。宿泊地からバスで一本、20分で到着。
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しかし、長蛇の列。あ、そうだった。こういうところは並ぶんだっけ。でも、30分くらい待ちで済んだ。私達が出る頃は、列はさらに延びていた。
団体の人は、礼拝堂だけの見学なのか、さっさと入り出て行く。私達はじっと待つ。こんなに混んでいるのに、窓口が一つしか開いていないなんて。
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壮麗な建物だがそんなに感激しなかった。ポルトの教会の方が豪華に感じた。

この後、発見のモニュメントへ。エンリケ航海王子を先頭に、日本に布教にきたザビエルも一番後ろに彫られている。
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次は、司馬遼太郎がテージョ川の貴婦人と称したというヘレンの塔に。観光バスでごった返している周囲をよそに、なんかちょっと変。
建物周辺に人影が見えない。
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ナント、職員のストですって。
こちらの人は、その張り紙に対して驚きもせず立ち去る。私は、「えー」と声をあげてしまった。
日本では、ストという言葉さえ死語に近い。

国立考古学博物館に。ここは、ジェロニモス修道院の続きの建物なのだが、ゆっくり展示をみようと最後にまわした。
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ところが、そう大勢でもないのに全く進まない。しばらく並んだが、どう考えてもここでゆっくり鑑賞することは無理のようなのでパス。
娘が行きたがっているヘレンのお菓子屋、パステル デ ナタへ。
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(作っているところが見られる)
ここも、人であふれている。カフェはもちろん満席。400席と表示されていたが、お客が多すぎて、誘導が機能していない感じ。
仕方なくtake out,たった2つのパイを買うために並ぶ。だが、並ぶ理由がわかった。とてつとなく美味しい。焼きたてで、皮がパリパリ。
ポルトガルでは何箇所かで食べたが、ここのは皮が違う。他のところのは、もっと小麦粉て感じだった。
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なんだか、今日は並んでばかりで、人がいっぱいの場所ばかり。
そして、感激も少なかった。

お腹が空いたので、人混みを避け、空港に戻りやすい乗り継ぎ駅で、メトロを降りる。

最後のリスボンの料理を食べようとレストランを見つけたが、カフェばかり目立つ。
やっと見つけた店。店構えは地味であまり期待しなかったのだが、鴨肉のリゾットとたこ料理がランチメニューにあった。まだ、食べてないポルトガルメニュー。。
ビールを頼んでしまったが、このメニューワインにすればよかった。
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これに、パンと直径10cmくらいのチーズが丸ごと。そのチーズもこの店オリジナルのものなのか、ラップで包んであるだけ。ヤギのチーズ。

また、この茶色のお皿はポルトガル(リスボンかもしれない)のトラディショナルな陶器。昨夜行ったFADのお兄さんに教えてもらった。
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(FADのワインのセット)
因み、FADではこの陶器のピッチャーにワイン、グラスの代わりにマグカップだった。
これで飲むのがこちら風だという。
この陶器は保温性が良くて、お料理はいつまでも温かい。

今日は混雑した場所ばかりで、予定の行動もできなかったが、旧市街から離れた場所でゆっくり食事ができて良かった。
リスボンは当初は3泊予定だったのだが、明日が娘の引越しとなってしまったので、超駆け足観光となってしまった。

ポルトガルはドイツより20倍は危険だからねと娘の現地で暮らす知人が言っていたが、そんなことは感じなかった。
地下鉄や団地の風景などは日本に似ている感じがした。洗濯物がはためく様子も。そして、外国人に優しい。メトロで終点になったら教えてくれるし、乗換大丈夫?と声をかけてくれる。
おまけに、物価が安い。
日にちが少なかったから、また来たい。
食べたいお菓子も料理もまだまだ沢山ある。それに、ポルトガルはグリーンワインだよ。と友達に言われていたが、赤ワインがとてつもなく美味しい。ボトルを開けたとたん、濃厚なワインの香りが私の胃袋を刺激する。連日暑くて、あまり食べられなかった時もこのワインで元気になった。
赤ワインばかりの4日間だった。

ポルトガル航空で、フランクフルトに戻った。なんと、40分も早く着きポルトガルの旅が終わった。