偶然にも、海に沈む夕日を見た

ひょんなことから、娘の友達と一緒に房総の保田にあるばんやに海鮮料理を食べに。
私は何回か来ていて、安くて美味しいので多くの友人に紹介したり連れて来たりしている。
ところが、お正月で大混雑。そのためなのか、お味もちょっと.……
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今日も、お料理はたくさん注文したのに、写真にとったのは生海苔の入ったこのお味噌汁だけ。
どうも、私は食い気が優っていて、お料理の写真が撮れない。直ぐに食べちゃうので。

お天気は曇り、残念ながら夕日は見えないかな?
と思って、菱川師宣記念館の方に。
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ここ保田は彼の生誕の地なのに、彼の作品はなかったと思う。(以前に入って、がっかり)

この建物のあるところは、抜群の立地。対岸に、三浦半島、城ヶ島までくっきり。
その先には、伊豆半島、ひときわ高いのは天城山かな。
大島も、一部分だけ見える。

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鐘楼は菱川師宣が故郷の寺に寄進したもののレプリカ。本物は太平洋戦争の時に供出されてしまったのだそうだ。

こんなものを見ていたら、建物の隙間から一筋の光。
夕日が見える海ぎわまで走る。

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それから日没まで、じっと夕日を見つめる。
海に映る光の道が、だんだんと消えて行った。

隣に居合わせた初老の女性が解説してくださったこと。
「海に沈む太陽を見ることができるのは、今日か明日位まで。その先は、伊豆半島に隠れてしまう。」
彼女は、この海に沈む太陽を毎年ここに見にきているのだという。
「富士山が見えないのは残念ねえ。あの辺に見えるのよ。」とつぶやいた、

私は、番屋でがっかりし、何気なく、海を見ようとここに来たのだが。
なんとラッキーな瞬間にであえたことか。

こいつぁ〜春から 縁起がいいわいなぁ〜