母の病室から。
外はしっとりと雨に濡れた風景です。



軒下から、絶え間なく雨の雫がポタポタと。
動いているのは雨粒ばかりです。



今日は、兄が海外へ戻っていきました。



朝、駅まで見送りに行ってきましたが。


兄の存在感の大きさを改めて感じて、


一人の人が埋めてくれていた空間が空いて、

何だかシーンと、静かです。



病室から母の様子を主人に送ったら、
主人がメールをくれまして、
「何だか寂しくなったね。
兄さん出発したの分かるのかな。お母さんいる間は気力あった感じ😥」


との返信が。


そうかも知れません。



兄から、去り際に、

「お母さんのことをよろしくお願いします。」


と、言われました。

出発するバスを見送りながら、
じわっと胸に迫るものがあり、不覚にも目頭があつくなりました。



兄よ、
しっかりとやりますから。
あなたも、元気でお過ごしください。


また、会いに来てくださいね。




今日の雨は、
まるで周りの音を吸い込んでしまったかのように、静かに感じられます。