ラジオ配信アプリspoonで活動しているユリンです(*´-`)


以前spoonでは、talkという機能がありました。

何かしらの台詞を投稿し、それを参加者の方が読むというもので、そのボイスはいつでも聴くことが可能でした✨️


私はそのtalkで主に台詞を投稿する側…所謂書き手をしておりました。

残念ながら既にその機能はなくなってしまいましたが、現在はこうしたブログやspoonアプリ内の別の機能を利用して物語を作っています。



今回は過去に投稿したtalkを声劇の台本風にアレンジしたものを作りました。



元のtalkのスクショはこちら↓



こちらの台詞を元にした台本を置かせていただきます↓


《主従ごっこ》


…おや?これはお嬢様。どうされました?もう真夜中で...っ!?って... ああなんだ、ナイフですか。これで刺そうって?

...はい、回収しますね。 それで、何故こんなことを? ...ああ、なるほど。知ってしまいましたか ...

…その通りですよ。5年前、貴方のご両親の乗っていた馬車に細工をし、事故に見せかけて命を奪ったのは、この私(僕•俺)です。

…何故?そんなの、恨みがあったからに決まっているでしょう?

…10年前、私(僕•俺)の父と、貴方のお父上の仲は良いものではありませんでした。といっても、貴方のお父上が一方的に敵視していただけですが。

当時父の事業は成功し、両親の人柄もあって、我が家は貴族社会でも注目され、充実した日々を送っていました。
しかしそれを妬んだ貴方のお父上は、何をしたと思います?

…殺し屋を雇い、強盗と見せかけて私(僕•俺)の家族を惨殺したんです。
私(僕•俺)は幸い、通っていた寄宿学校へ1日早く戻っていたため、難を逃れました。


…そして数年かけて真実を突き止め、偽名を使ってこの屋敷の使用人として潜り込んだというわけです。
まさか働きぶりが評価されて、1年経たずにお嬢様の専属執事(メイド)に抜擢されるとは思ってもいませんでしたけれどね。

まあおかげで、仇である貴方のご両親に近づきやすくなりましたから、結果的には良かったですよ。

…貴方のお母上も、真実を知っていた。なのに夫を問いただすこともしなかった。自分の身を案じたんでしょうね。…あの方も同罪ですよ。


…今さら謝られてもどうしようもないことです。
私(僕•俺)も貴方のご両親を殺めたことを、謝るつもりはないんですから。


 …ねえお嬢様、貴方に恨みはありませんから、選ばせてあげましょう。 

このナイフで始末されるか、それともこの屋敷で、私(僕・俺)と一生主従ごっこを続けるか... お好きなほうをどうぞ?

ああ、もちろん主従ごっこを選ぶならば、この件について口外をしないことが条件になりますが…
口の軽い貴方に守れるんですかね?


…それでは契約成立ということで。
これからも一生、お側におりますよ。可哀想なお嬢様。