こんばんは。
今日の父はほとんど喋らず、天井を見たままでした。
喋りたくないのか、意識がもうろうとしているのか、
どちらなのかわかりませんでした。
上布団のシーツの端っこから、中のお布団が出ていました。
「お父さん、これ、お父さんが出したん?」と聞くと、
かすかにうなずきました。
こねこねこねこねとてを動かしていたんだな、と
可愛く思えました。
そんな寝たきりの父を前に、
いたずら心が働いてしまう私。
今日は父をフルネームでよんでみた。
昭和一桁生まれの父だから、
とてもまじめで勤勉だったと思うので、
おじいちゃん、とか、お父さん、という単語よりも
フルネームの方が反応するんじゃないかと
思いました。
「○○ 〇さん!」
(表彰状を読みあげるように)と言うと、
酸素マスクの中から、「ハイ。」と父の声が聞こえた。
やった!!お父さんの声、聞けた!!
嬉しい瞬間でした。
1か月ほど前は、もっとしっかり話せていたのにな・・・
その時に話していた父の言葉を
書き残しておきます。
歳をとることは、さみしいなぁ・・・
あんたの家にいこう、ゆっくりしたいなぁ。
肉うどんのおつゆが飲みたいなぁ。
勉強すること、忘れたらあかん、お父さんはそう思うよ。
あんたが、来てくれたら気持ちがスッとするなぁ、名前は忘れたけど。
そんな一つ一つが、愛おしく嬉しいです。
