暑い中、近くの公園で子どもたちが砂遊びをしている。
そう言えば、自分もよく土や砂で遊んだ。
遊んだ後、手に残る小さなきらめきを不思議に思い、飽きずに眺めていたのを思い出す。

 

雲母(うんも)。

花崗岩中に多く含有される珪酸塩鉱物の名称。
野暮な説明である。

 

「ある山ありて、麓(ふもと)に雲母(きらら)多くあり、雲母は水気(すいき)にて、此(こ)の山に霧立ちのぼり雲合へば雨降る。陰陽 相和(あいか)し同気求むる故なり。雲母と書くは此の故なり。」
(ある山があって、その麓に雲母がたくさんあった。雲母の気は水であって、この山に霧が立ちのぼり、雲となれば雨が降った。陰と陽とが互いになじみ、同じ気を求め合うからである。雲母と書くのはこのためである)

 

雲母を「きらら」とよみ、「雲の母」という字を当てた人の住む風土に生れたことを感謝したい。

あなたも、あの微塵のきらめきの中に、水を、雲を感じられますか?

 

 

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