「お互い(愛してる事を)もう 隠しておけない。
どんなに(お前が)憔悴しきってるか、俺には想像すらできないが・・・。
今、(ペンションの)中で何を考えてた?
お前を守るには、(お前を)俺のそばに置いておくしかない。」
(ぎゅっと抱きしめる)
「俺の部屋 空いてるか?」
「えっ?」
「ロイヤル グランド エグゼクティブ プレジデンシャルスィート(笑)。
お湯を使うと、追加5000W・・・俺はお湯を使うつもりだからな。」
「何言いだすの?」
(それには答えず) 「入ろう・・・」
「何するの?手を放してよ!」
「部屋に案内しなきゃだめだろ。掃除してあるか?」
「帰ってって言ってるでしょ・・・。」
「こんな夜更けに、どこ行けって言うんだ? ただでさえ お前のせいで、俺 具合が悪いみたいなのに・・・
こんな真冬のさなか、一日中外に放っておかれたんだぞ。」
「仮病のくせに!」
「仮病だって・・・ほら、触って、触ってみろ・・・熱、熱があるんだ。熱いだろ?あ゛~~。」
(呆れて)「平熱よ。」
「どこが平熱だっ?!・・・あ~、熱い!これが熱くないって?」
(手を外そうとするソルと 放さまいとするへヨンとで もみ合いになる)
「おまえぇ~、自分(の身体)が頑丈だって 自慢かよ?」
「話をすり替えないで!」
「すり替えてないよ。ホントの事だ・・・みろ、気分が悪くなってきた、すぐヒーターつけてくれ。
それとも・・・(言いよどんで咳払い)朝まで俺のそばに居てくれるなら(照れながら)冷房でもいいけど。」
ソル、へヨンの手を振りほどき部屋から出るが、すぐに戻って来る。
まだニヤニヤ立っていたへヨンを、開いたドアが跳ね飛ばす(笑)。
「あ゛~~~っ!ドア開ける時はノックすべきだろぉ~!ったく!」
「こないだ、俺の部屋に今度入る時はしなくていい、そのまま入れって言いませんでしたっけ?」
「あの時と今じゃ、状況が違うだろ?」
ムッとしたソル、ヒーターだけつけて出て行く。
へヨンは、相変わらずニマニマ。
その頃、教授を始めとする皇室財団理事会のメンバーが集まり、
満場一致でオ・ユンジュ理事長の引退勧告を告げる。
激高したユンジュは
「みんなが私を見捨てたとしても、貴方だけはしないと思ってた!
よくもこんな事を!イ・ソルのため?皇室再建のため?」
「そうじゃない・・・俺が、かって死ぬほど愛した女の為にだ。
今のお前から脱け出させるために、全部(お前から)取り上げるんだ。
だからやり直せ、俺が手伝う・・・。」
食卓で向かい合ってるへヨンたち。
「どうしたの?さっきまでお腹空いたって言ってなかった?」
「すごく空腹だけど・・・俺は食べない。そしたら病気になれるから。
病気になって、高熱を出して寝込んだら、お前は俺のそばで頭を冷やしてくれて、おかゆも作ってくれて・・・
俺が寝入ったら、心配してずっとそばにいてくれる。」
「子供みたい・・・」
「俺が死にそうなほどの病気になれば、いっときでも(お前の)胸の痛みを忘れさせてやれる。
どんなに俺の事が嫌でも、俺のそばにいなきゃならない。だから、俺は本気で病気になりたいんだ。」
「さっさと食べて、帰って。じきにオンマも戻ってくる。」
「俺が電話した時は、用事があるから戻れないって言ってた。 戻ってきたとしても、俺の味方だ。
オンマはパクソバンが大のお気に入りだからな。」
「私だって・・・凄く好きよ。私も、パクソバンが好きよ。私だって、会いたい・・・でも、時間が必要なの。
それは、あなたのせいじゃない。色んな事が複雑にこんがらがってて、私今とても辛くて大変なの。
にっこり出来るようになるまで、時間が必要なの。そのために、誰かを憎みたいんだけど・・・ホントに申し訳ないけど。
今は、パク・へヨンssi以外憎む人がいないの。
アッパと一緒に街(から街)をさまよってた時・・・まだ子供だったけど・・・
外で眠る時も、食べ物を恵んで貰う時も、ず~っとアッパの手を握りしめてて・・・
私は幸せだった。他の人達がどんな暮らしをしてるのか知らなかったし。
でも、アッパが(あの時)どんなに苦しんでいたかを考えると、とても辛い。
だから、私が今出来る事は・・・貴方を憎む事しかないの・・・。」
「なら、憎め・・・でも、(俺を)あまり遠ざけないでくれ。それから、俺を憎む事で自分を責めるな。
思う存分、俺の事を憎め。 憎んでもいいから、俺はお前の(愛する)男でいたい。」
と、そこにチャイムの音。
へヨンの後任の教育係さんが来訪、ソルを宮殿に連れ戻しに来た。
「王女様、二階にあがってお待ちください。私が処理しますから・・・。」とへヨン。
ソルも毅然とした態度で、帰って下さいと冷たくあしらう。
「パク外交官、あなたは私の公務を妨害した。大統領が・・・」と語気を荒立てる彼に
「もういい、王女はここにはいない。俺の方が年上だからタメ口でいいな。
公務の遂行って何だ?これは大統領の個人的な指示だろ?何で公務だ?
大統領に伝えろ、二度と皇室の事に手だしするなと。さもないと、祖父が 昔
あなたにしてあげた好意を、俺が世間に知らしめる事になると。わかったか?」
へヨンが2階にあがり、男がいないからこうなる、俺がいなかったら、どうなってたと思う?と自慢げ。
「あいつが帰ったんだから、『こいつ』も帰ったほうがいいんじゃない?」
「えっ? こいつ? 最近ずっと こいつ呼ばわりしてるな・・・」
「だって、私の言う事聞いてくれないから。出て行ってよ。 O U T!(出てけ)」
「やだね・・・もうちょっとしたら、別のやつらが玄関に押し寄せる。何で、俺が帰るんだ?」
次々とやってくる訪問者。
最初に到着したソナ達は「P君が、呼んでくれたのよ。」と意味ありげに囁く。
ソルは「彼は、P君じゃないってば。」と慌てる。
次に来たのは尚官とゴニ。
こんな遠いところに!と驚くソルに「パク外交官が、地図を描いてくれたんで~す。」
そこへ、花子まで・・・(笑)。「おまえ、何で来たんだ?」とへヨン。
「たいへんです!キム・シンインがこっちに来ます!」
「彼ならもう来て、とっくに帰ったよ。」 「えっ?!」 ソル、失笑。
と、またチャイムが鳴る。ソルが嬉しそうに 「いったい何人呼んだの?」
「もういないはずだけど・・・。」 来たのはナム教授でした。
「呼んでないのに・・・何で来たんだ?」と言うへヨンに教授は持ってきた袋を渡す。
「運んで!ビールだ。」
料理がなくなってきたので、へヨンと教授が台所に立つ。
へヨンはソルをちらちら見ながら「見ろ、飲みすぎだよ。」
「何の心配してる?ここは自分の家だし、いるのは皆友達じゃないか。」
「うちのソルは、まだみんなと飲んだことないから・・・」
「うちのソル?」
「彼女は可愛い(ぶりっこ)タイプではないが・・・」
と言いながら幸せそうなへヨンの姿を、からかうように眺める教授。
「違うか?」
「いい感じだな、羨ましいよ・・・俺はユンジュをクビにした。
(お前が)イ・ソルを俺に任せたように、俺もユンジュをお前に任せたい。どうかユンジュを傷つけないでくれ。」
「申し訳ないが、無理だと思う。俺は傷つけてしまうだろうから。」
尚官とソナがゴニを取り合ってて、分の悪いソナはご機嫌斜め。
「イ・ソルのPく~ん、ビールがもうないわよ~!ビールちょうだい、ビール!」
慌てふためくソル、「あの人はP君じゃないってば!」
へヨンは台所から「何でP君に頼むんですか?N氏もいるのに。お使いはじかにN氏に言ってくれ。」
「何でそんな事言うんだ?どっちがお金を持ってるかで決めよう。」
「年齢で決めよう。」(とへヨン。)
「じゃんけんで決めよう。」とグーの手をしてる教授。
が、へヨンはおつまみの皿を見せながら「じゃ、ビールよろしく。」と行ってしまう。
ゴニがへヨンの携帯をいじくってて、
「アダルト本?アダルト本って何だ?何?」
(これ、ソルにつけたあだ名だよね。)
花子が、(そのデータを)読み込め!とけしかけている。
「はい、果物ですよ~」とそこに来たへヨンがそれに気づき、慌てる。
「だめだ、だめだ、何でもないから。」
「ヌナ?何でヌナがいるの?」・・・へヨンの携帯の中にはソルの映像が入っていた(笑)。
必死にとめようとするへヨンだが、ゴニがさっさとTVのモニターに繋ぎソルの映像は大画面に!
みんなに冷やかされて恥ずかしがる二人。 「困らせないでくれよ・・・。」
翌朝、目覚めて階下に下りると、ゴニが「酔い覚ましには、鱈のスープが一番。」と作ってくれていた。
教授も下りてきて「パク・へヨン氏が、朝早く出かけてったけど。」と。
そこへ尚官が慌ててソルを呼びにきて 「早くTVをつけて下さい!」
TVには、「今日は、テハングループ・パク・ドンジェの孫としてこの場にいます・・・」と記者会見するへヨンの姿。
「テハングループ創始者・・・私の祖父で会長のパク・ドンジェは若い頃、
純宗皇帝の命で、上海の臨時政府に軍の資金を運んでいました。
当時 日本軍の攻撃に苦しんでいた為、国外へ出る事を余儀なくされていたからです。
(祖父は)結局、間違った判断をしてしまいました。
軍の資金として任されていた国宝や皇室の財産を、テハングループの名義にしたのです。」
(会場内が騒然となる。)
「パク・ドンジェ会長は歴史の犯罪者となった罪の意識にさいなまれ、
長きにわたり皇室を再建しようと苦労してきました。
そして遂に、全ての財産を社会に還元する事を決意したのです。
20年前、パク・ドンジェ会長唯一の後継者である父パク・テジュンは、その事を知り強く反対しました。
このようにして、イ・ハン(皇太子)と(皇帝の)孫の運命も変えられたのです。
イ・ソル王女は孤児院に送られ、不幸な子供時代を過ごしました。
私が祖父の計画を知った時、私も皇室再建に強く反対しました。
皇室の血を引く唯一の人間、イ・ソルにも、消すことの出来ない苦悩を負わせてしまいました。
ここで 全ての方々にお詫びし、頭を下げさせて頂きます・・・。
最後に、大韓民国独立の為に遺産を借しまず捧げた 皇室のことを忘れないで下さい。
そしてその子孫、イ・ソル王女を、国民の皆様が守ってくださるようお願い致します・・・以上です。」
教授と一緒に駆けつけようとしているソルは、携帯で会見の様子を見ていた。
「どうかしてる!気でも違ったの?(教授に)彼、狂っちゃった?」
「パク・へヨンの立場からしたら、これが一番いい解決策だ。」
「どうしよう・・・どうしたらいいの?・・・彼は、これからどうするつもりなの?」
「俺たちは、会長のおられる病院に行ったほうがいいだろう。」
病院の廊下にたたずむへヨン。
到着したソルはへヨンに尋ねる。
「何でこんな事をしたの?何で、事前に話してくれなかったの?時間はあったでしょ?」
「事前にお前に話してたら、絶対させてくれなかっただろう? これは全部俺が起こした事だ。
(だから)俺が会長に会う。厳しいお叱りを受けるつもりだ。お前は家に帰ってろ、後で連絡するから。」
「申し訳ありません。ハラボジを犯罪者にしてしまいました。本当に申し訳ありません。」
「よくやった。 やっと(心の)重荷をおろせた。私の孫に生まれて、(今迄)大変だったろう。
私がお前の父をいくら憎んでも、お前が憎むことはない。皇太子の死の原因はお前の父ではない、私だ。
お前がどんなに惨めで苦しんでいたか、思いやる事もしなかった・・・
お前の父を説得することが出来なかった、それもまた私の責任だ。すまなかった。
お前を信じる。王女を、お前に託してもいいようだな。」
「わかりました。 ハラボジ、あんまり喋ると疲れます。少し休んで下さい。」
「あぁ、疲れた・・・(今日は)とても疲れた。」
「ハラボジ、大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。眠らなきゃ・・・。」そう言って深い息をし、目を閉じる。
祖父の様子がおかしいと気付いたへヨンが、すぐに医師を呼ぶが・・・
医師が到着した時には、既にこと切れていた。
TVではパク・ドンジェ会長の死を伝えるニュースが流れていた。(89歳だったのね・・・)
遺灰をまくへヨン、「ハラボジ、許しを請う時間もありませんでしたね。俺が悪かった。許してください・・・。」
参列した人たちが帰っていく中、へヨンとソルだけが残る。
二人の後ろ姿を眺めながら、ユンジュは誰かに電話をかけ始める。
「アジョッシが韓国に戻れるよう、何とか解決策をみつけます。
心配しないで下さい。へヨンオッパも喜ぶでしょう。」
ユンジュはソ代表の元へ行き、「入国禁止を解いてもらいたい人がいるのでお願いしたい。」と頼む。
「誰ですか?」
「テハングループ返還を、唯一請求できる人です。」
「えっ?・・・・まさか・・・」 (その時、ノックの音がし、入ってきたのはへヨン。)
「89歳だと、おめでたい喪ということでしょうな。」
「お前に用事があってさっき博物館に行ったらいなくて、多分ここだろうと思った・・・
(ソ代表に向かって)もし彼女があなたに頼みごとをしても、絶対それは受けないように。」
(ユンジュに)「お前が何を考えてるかわかる。だが、それはするな。俺の為にしようとしてるなら、それはやめろ。
そして 自分の為にしようとしてるなら、それは間違っている・・・
約束があるから、もう帰る。」
オンマに「やることないんなら、部屋の掃除でもすれば。」と言われるが
「なんにもしたくない・・・。」 と思考停止状態になっているソル。
そこへ教授がやって来る。
「何か用事があっていらしたんですか?」
「おまえに、会いたかったんだよ。」と悪戯っぽく笑う。
「嘘ばっか・・・」
「お前、(そう言っても)前みたいに嬉しそうじゃないな。」とからかう。
教授はやおら箱を取り出す。それは、あの香袋だった。
「これをおまえに返す為に来た。
会長と約束したんだ。これを本物の王女に渡して、宮にもう一度お連れすると。
たとえ宮に戻らなくても、おまえは王女だ。これは紛れもない真実だ。」
教授の言葉を思い出しながらソルは、へヨンと待ち合わせをしていた。
「どんな気分?」
「まだ現実を受け入れられないみたいで。時間が経てば、よくなるだろう・・・
あっ、プレゼントがあるんだ。」
可愛く飾った植木鉢を渡すへヨン。
「植木鉢をくれるの?」
「違うよ、花だ。花のプレゼントだよ・・・育てば、花をつける。」
「何の花?」
「俺も知らない。育てれば、わかる。上手に育てて、何の花か 後で俺にも教えてくれ。
悪いが、片付けなきゃならない事が沢山あるんだ。だから 余りお前とは連絡がとれない。
俺から連絡がなくても、心配するな。これを育てて、待っていてくれ。
それともうひとつ、宮殿に戻れ。考えていたんだが、お前は戻るべきだと思う。
ソルは何度もへヨンに電話をかけるが、全く連絡がとれない。植木鉢を抱えながら、そっとメール。
「何の花を育ててるかさえわからない・・・
P君は(先が見えない)寂しさとときめきをくれたって、知ってる?」
「相続権を持っている、パク・テジュン氏だけが相続放棄をすることができます。
ですからそれまで、会長の最後の望み(遺言)である財産の社会還元については、延期せざるを得ません。」
会長を葬った湖で、会長に話しかけるソル。
「(会長がいらっしゃる時は、)会長をずっと非難ばかりしていました・・・
私は言い訳ばかりでした。お父さんを探すのを手伝って下さったのに、お礼さえ言っていません。
本当に、本当に御免なさい・・・それから、本当に有難うございました。
もう二度と逃げません・・・どうぞ、私の事を見守っていて下さい。
ソルは、宮殿に戻ってきた。赤いスーツケースと植木鉢を携えて・・・。
みんなは拍手をして温かく迎える。
その足でユンジュのいる博物館を訪ねたソル
「驚いた?」
「どうしたいの?」
「私の言った言葉を覚えてる?私が戻ってきたら、あんたはおしまいだって。私は戻ってきたわ。」
馬鹿にしたように笑うユンジュ。
「オ博物館長・・・私が(あなたを)そう呼ぶのは、これが最後ね。オ・ユンジュさん・・・。」
「何よ。」
「オ・ユンジュさん、本日をもってへヨン博物館館長の職を解きます。すぐ荷物をまとめなさい。」
「よくお聞き、会長がこの職を下さったのよ!あんたみたいな人が口出しできる所じゃないの、解った?」
「昨日まではね。今日からは、私に全ての権限があるの。
今日から、へヨン博物館は 宮殿の管轄になったのよ。
担当者は私が決める。だから、私の宮殿から・・・出て行きなさい!」
「アッパは、この事知ってたの?」
「博物館の事を言ってるんなら・・・その通り、知ってた。」
「博物館は私のプライド、私の名声、私の人生の全てなのよ!
博物館は、アッパと私の努力の結晶でしょう?!」
「皇室再建の為じゃなかったら、会長はお建てにはならなかった。
最初から、あの博物館は大韓民国皇室と歴史の為に造られたものだったから。」
ユンジュはギテクから、退職金と皇室リゾート関連建設会社の株券を渡される。
それは、全て会長の遺言だった。
「まだテハングループと関わっていたいなら、この仕事を受けるんだな。
(お前の為にこの職を)とってあったんだ。これが、お前の最後の務め(義理)だ。」
父の言葉を聞きながら、涙が止まらないユンジュ。
翌日、ユンジュは 建設会社の新しい職場に赴く。
パラパラと社員が駆け寄り拍手で迎えてくれるが、こわばった表情を崩さないユンジュに 皆手を止める。
自ら資料を配りながら、楽しそうに会議。
「大韓民国の料理レシピを英語に翻訳しましょう。」とかの発言も出ている(笑)。
会議が終わったソルは、噴水のところでまたへヨンに電話をかけている。相変わらず繋がらない・・・。
「お呼びですか?」と駆け寄る花子。
「他でもないんだけど、パク・へヨン外交官と連絡がつかないの。
彼が今どこにいて、何をしてるか調べて貰える?」
「韓国にはいませんよ。ご存じなかったんですか?」
へヨンの後任の教育係が学習プランを渡す
「あなたはよくやってるわ。でも私は満足していない。プランは私がたてる。」とサラサラ。
歴史:ナム・ジョンウ、
経済:スティーブ・ジョブス、
英語:ジョン・パク、
日本語:オダギリジョー、
歌:BEAST、
ダンス:Rain、
ファッション:SHINee、
乗馬:キム・ナムギル
「1週間以内に、全員ここに呼んで。 あなたの、先生としての手腕を見せてちょうだい!・・・じゃあね。」
最初は唖然として言葉も出なかったが、慌てふためく教育係。
どこにいるの?整理する事が・・・何がそんなに多いの?
もしかして・・・付き合った女たちの整理をするんで遅れてるの?いったい何人(女が)いるの?
一日にひとりの処理じゃダメ、朝昼晩と3人ずつ処理しなきゃ。
(私に)待ちなさいって言ったの忘れたんじゃないの?録音しておかなかったから証拠がないわね。
今日は短いスカートはいたわ。帰ってこないと、背中のパックリ開いたのも着るわよ。
浮気をしたの?それとも、外国の王女様のほうが私より綺麗?
私・・・クールな女になるわ。音沙汰ないのが 別離の意思表示なら、受け入れるわ。
でも条件がある、メールに返事をちょうだい。
「ピリオド」だけでもいい・・・貴方が生きてる証拠に。
返事をよこしなさいよっ!「 .」だけでいいからっ!「ピリオド」よ!
へヨンに貰った植木はどんどん大きくなり・・・
やがて、赤い実がいっぱいなった。
噴水前でへヨンの想い出にふけるソル。
お姫様抱っこしてもらった時の事を思い出しながら、足を噴水につけている。
その時、次々と メールが入る。それを読み上げるソル。
「オッパだ。ウリ王女様は、ずっと寂しかったか?」
「何よ、この人!・・・このSMSは、たった3,000,000Wで!?」
(Short Message Service=携帯同士で短い文字メッセージを送受信できるサービス)
「何で、貴方だけは電話してこないのよ?!あんたは本当に悪いP君。」
しばらくして、もう1通メールがきてる事に気づく。
見ると・・・「 .」だけのメール・・・・
「ピリオド だわ、ピリオドだわっ!ピリオド!ピリオド!ピリオド!」
浮かれまくったソルは、滑って落ちそうになる。
すると、誰かがそれを受け止めてくれた・・・・・
それは・・・パク・へヨン!!