第13話 | まったりyuriko

まったりyuriko

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       ヘヨンはソルを、自分の家の別荘に連れて行く。
       ソルは、父が死んだ直後、ここに連れてこられたことがあるので、
       一瞬ドアからヘヨン父が出てきたと錯覚して、驚いて立ちすくむ。

       「こ、ここは・・・」

       「どうしたんだ?」

       「いえ、何でもないわ。ところでここは?」

       「ここか? 思い出の 凄く多いところ・・・」

       別荘の2階にある 昔のヘヨンの部屋?に入って中を見ているソル

       「何してるんだ~?」 (と階下からヘヨンの声)

       「家の中を見ているの~~」

       「ホコリっぽいから、気をつけろよ」

       「は~い」

       ピアノの教本を開くと、可愛いシールが貼ってあり

       「お姫様シールじゃないの? ウフッ」

       「イ・ソル~降りて来いよ」 (とまた、階下からヘヨンの声)

       「今、行きま~す」

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       ヘヨンがカレーを持ってきて

       「さぁ~~、世界で 一番 美味しいカレーができました~」

       「うわ~、美味しそう~!」

       ソルが お箸箱を開くと、子供用のスプーンが出てきて

       「子供のスプーンね。 P君のなの?」

       「うん? 俺のじゃないさ」

       「小さい頃、ここで暮らしていたの?」

       「う~~ん、まぁ夏休みとかに、ちょっとだけな」

       「ピアノも弾けるんだ?」

       「ちょっとだけな」

       「私もピアノが習いたいな。私、これで食べてもいい?」 (と子供用スプーンを持ち上げる)

       「ああ。ところで、俺がこの前言った5か条、覚えているか?
      実は、6項目めが思い浮かんだんだ。 

      今、この瞬間から、この別荘にパク・ヘヨンがいる間は、全ての事を忘れる。
      パク・ヘヨンだけを見て、パク・ヘヨンだけを想い、パク・ヘヨンの言葉だけを聞く。」


       暖炉の前で、ヘヨンが

       「もしお前が『貴方の肩にもたれさせて』みたいな幼稚な事言ったら、ただじゃおかない」

       「まったく・・・私はもっと男らしいのがいいの。あんたがそういう事を言おうとしたって・・・」

       「誰がそんな言葉を言うって?まったく、幼稚だな。ナム教授か?」

       クッションでヘヨンを叩きながら

       「ちょっと!しっかりしないさいよ!これでも食らって!」

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顔をなぞってると、ソルがうっすら目を覚ます。
「早く寝なさい、目をつむって。子守唄歌ってあげようか?」
「P君は眠くないの?・・・なら、私も寝ないわ。」
と起きようとするソルを寝かしつけながら
「お前の目を見てたら、俺は眠れないよ。」と呟く。
結局へヨンはそのままソルの傍らで、うたた寝

       ここから・・・まさに、へヨン劇場「SOS Part2」が始まるのよね~(笑)。

       あっ、既に前夜のジュンソ抱きで眠らせるとこから「サイコパス SOS」だったけど・・・。




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翌朝、ヘヨンの父=パク・テジュンから電話がかかってくる。
別荘の庭に出て、テジュンと話をするソル。

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「私は、パク・ドンジェ会長の息子、パク・テジュンだ。
(私達)会おう。君が来るなり、私が行くなり、(とにかく)会おう。
だが私は韓国には帰れない。君が会長に頼んでみてくれ。
私を(韓国に)戻れるようにしてくれと、パク会長にそれを言えるのは、大韓民国中で君しかいない」


「私がどうして、そうしないといけないのですか?」

「私は、もう韓国へ帰りたいし、君は真実を知りたがっているから・・・」

「まさか・・・違いますよね? 
仰って下さい。
おじさんのせいで、私のパパが死んだんじゃないですよね?」


「会って話そう。」

「いいえ!今すぐに知りたいです!
パク・ヘヨンさんもこの問題で苦しんでいます。

仰って下さい、お願いですから、仰って下さい!」

「私は、君のお父さんを殺してはいない。信じて貰えなくても仕方がないが、事実だ。
あれは、ただ事故だったんだ。だから君を連れても来たし・・」

「私を連れて来られたんですって?」

「詳しい事は、会って話そう」 (ここで電話は切れる)

「もしもし!もしもし!!切らないで下さい、もしもし!!」

20年前の記憶を思い出したソル。
父が交通事故で亡くなった後、テジュンのいる別荘に連れて来られたソルは、
父のリュックから香袋を出して、大事そうに撫でている。そこにテジュンが入って来る。

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「パパはどうして来ないんですか?いつ来ますか?
10日(10夜)経ったら大丈夫って言ったじゃないですか?
もう10日経ったでしょう?10日過ぎて、10日過ぎて・・・もう10日過ぎたでしょう?
だのに、どうして来ないんですか?」

「お前のパパは、死んだんだ。もう、死んだんだ」

「違う!嘘だ、嘘だ!嘘だ~!
パパは、戻って来るって言ったもの。
約束したもの、約束したんだから~

嘘だ~パパァ~~」 (耳を塞いで泣きじゃくる)



父の死は、やはりへヨン父のせいだと思い、へヨンの元を去る決心をするソル。
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とぼとぼとソルが歩いていると、1台の車が止まる・・・
それは、迎えにきたギテクだった。

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ソルは、会長に王女になることをやめると告げ
ショックを受けたドンジェは、その場で倒れてしまう。


へヨンも駆けつけるが・・・

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ソルは、オンマのいるペンションに戻ります。
でも、オンマはどっかへ行くところでした。
あ、ダンに着替えとか持ってったのね。(w_-;

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ソルは結局ペンションに一人残された・・・
ソルがわんこ達にごはんあげてるとへヨンがやって来る。

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ペンションの中に閉じこもり、
頑なに出てこようとしないソル。
へヨンはドアの外から話しかける。

「ドアの前に居るのは、全部お見通しだ。

俺の声が聞きたいから、俺に会いたいから・・・

ドアの前で聞いているんだろ?


ドアを閉めてても 丸見えだから無駄だ。

俺は今、おまえに会いたくて・・・死ぬほど会いたくて・・・

イ・ソルを愛している。

Pくんは・・・おまえを愛しているんだ。」


思わずドアを開けるソル・・・












第14話 予告




どうしてもペンションに泊まるというヘヨンの態度に イ・ソルは慌てて

時間が必要だという彼女にヘヨンは 目の前の俺を そのまま思いきり憎めと言う。

ヘヨンの配慮でペンションにやって来た ソナ、新尚宮、ゴニ、ジョンウらと共に、

イ・ソルは久しぶりに愉快な時間を過ごす。

一方ジョンウを主軸とする皇室財団理事会側は、偽物王女の一件に対する責任を負い、

ユンジュが理事長から退くことを正式に勧告、ヘヨンは緊急記者会見を開き、

今まで隠してきたテハングループの全ての過去の歴史を明らかにし、

国民の前に謝罪をするが・・・・