6月初旬のある日、上から、生後1週間のセキエイという野鳥の雛が落ちてきた
以前から、セキエイが出入り口付近に、巣を作っていたのは知っていたし、
孵化して、雛がピーピー鳴き始めた日も、下から微笑ましく観察していました。
親鳥は、休む暇もなく、一週間、ずっと餌を運び続けていました。
ツバメもそうだけれど、雛を一生懸命に育てている姿を見る度、その愛に泣きそうになる私。
セキエイも子育ても、ツバメと同じような感じでした。
因みに、セキエイの親鳥は、こんな姿。
ツバメより、少し小さいです。
ところが、雛が誕生して、1週間後、ピタリと親鳥が来なくなった!
私の知らないトコロで、何か大事件にでもあったのでしょう。
残された雛たちは、下にボトボト落ちてきて、亡くなったのですが・・・
一匹だけ、ケロリとして、近寄ると、餌くれ~!って、ピーピー鳴く雛を発見しました。
とりあえず、直ぐに冷蔵庫にあったプリンを一口あげて、カゴにタオルを敷いて保護。
(後で調べると、乳製品はタブーでした)
それでも、親鳥が来る事を期待をして、数時間、巣がある下にカゴごと、置いて様子見を。
4~5時間だったかな?家の中から、ガラス窓越しに観察したけれど、親鳥は現れる気配もなく、やむなく保護しました。
野鳥を飼ってはいけない事は、知っているけれど、保護しなきゃ、このコの命がすぐに消えるのは明白。
緊急を要しました。
鳥は飼った経験もなく、どうして良いのか、さっぱり分からない
SNSで、SOSを出したり、ネットで経験者のブログを読んだりして、試行錯誤しました。
出来る限り、このコにとっての最善の環境でと、色々な事をしました。
餌は、すり餌+豆乳、そして、釣り具屋さんで販売している、“ぶどう虫”←生きてるヤツ
一時間おきに、餌やりをしていました。
室温は30度になるように、人間が我慢
その甲斐もあって、巣立つ直前まで、元気に育ちました。
めっちゃ、可愛いでしょ
がっ!!!
午前中までは、元気だったのに、午後から急に調子を崩し、自力で身体を支えられなくなり、羽根をバタバタ
最終的には、うずくまって、ブルブルと小刻みに震えている。
餌も全く食べなくなりました。
いつ巣立つのかな?と考えていた私は、顔面蒼白
市内の動物病院に、片っ端から電話しても、全て診療拒否をされ、
SNSで教えて頂いた、鳥専門店に電話すると、兎に角、温かくして餌をやってください、としかアドバイスできませんと、言われました。
気温には気を使っていたし、餌は全然食べれなくなったから、困っているのじゃい
翌日、雛ちゃんは、少し元気をとり戻し、保護して以来、全く鳴かなくなっていたのに、
近づく度に、ピーピーと鳴き始めました。
この時点で、丸一日、飲まず食わずです
何を言っているのか、全く分からずに、野鳥の飼育経験があり、アニマルコミュニケーターでもある、友達のまりんちゃんに、ヘルプ!
そうしたら、又、泣けるようなメッセージをフィードバックしてくれて、大号泣
感謝をしているんだよ、と
結局のところ、翌日の夜中に、とても苦しみながら、息を引き取りました。
雛は、半日食べないと、餓死をすると言われてますが、このコは、丸2日間、何も食べられず、それでも懸命に生きていました。
まりんちゃんにヒーリングをお願いしたし、私自身もヒーリングを続けていたのと、
私が最期の最期まで、命を諦めなかった事が、このコがそれに応えようと、懸命に生き続けようとしてくれたのかな?と。
結果的に、この小さな身体を2日間も苦しませたのは、私のエゴが原因なのかもしれない。
まぁ〜、自分を責め続けましたね。
素直に、寂しい、悲しいだけで済ませればよいものを、自分イジメにまで、発展させていたのです。
自分軸がズレまくりの、どん底です
(しかし、軸がキッチリとあるので、ズレているのを自覚もできていたのですが・・・)
自分攻めに飽きたら、今度は、神に恨みを言い出すワケです
私の夢は、ちょっちゃん(雛に名前つけちゃってた)を、青い大きな空で、自由に飛び回って欲しかっただけなのに、
そんな小さな夢も、神様は潰すなんて、酷い
だったら、初めから、命なんて与えなきゃいいのに!!と。
(自分攻めより、少しは回復しているエネルギー状態です)
そんな感じで過ごしながらも、今は自分を責めていないし、神を恨めしくも思っていないので、
こうして子育て失敗日記を書く事ができるようになりました。
今でも、餌ちょーだい!って、羽根をバタバタさせる姿が、脳裏に焼き付いて、切なくなりますが、
これは暫く続きそうですねぇ。
人として、当たり前の感情だと割り切って、毎日、ちょっちゃんを埋めたお墓に手を合わせる日々でございます。
このコに似合う、お花を横に植えてみました。
最初から最後まで、まりんちゃんには、大変お世話になりました。
まりんちゃんいわく、このコは野鳥でありながら、人の愛に触れたいと思って生まれてきたコらしいです。
元気に野生に帰してあげられなくて、ごめんね、ちょっちゃん。
虹の橋の向こうで、仲間たちと楽しんで
まだ、飛ぶ事が下手っぴなので、教えてあげてね、ちぃちゃん♪(←まりんちゃんが育てた鳥)