エジプトで最初のビッグイベントはアブ・シンベル神殿
アブ・シンベル神殿の至聖所までまっすぐ朝日の光が差し込むのは一年に2回。
その聖なる朝に立ち会うという稀有な機会を得ました。
朝日に照らされる神々は至聖所という奥殿にいて、その瞬間を見るために世界中から人が集まっています。
こちらは朝日ではなく、深夜の神殿で撮影したもの。
朝日を待つ前夜には、光と音のショーも見ることができました。
その瞬間を目撃するために並び始めたのはなんと深夜一時半!(汗)
待ってる間やることがないので、旅の仲間をマッサージ(笑)
ゲートは朝4時過ぎまで開きませんが、とにかくここは早い者勝ち。
真面目に早起きして並んでいる日本人チームをグイグイ後ろから力で押してくるラテン系チーム、シレッと横から入ろうとする中国人チームによる攻防戦が、繰り広げられること3時間(笑)
その行列にエジプト人の物売りがなんとか売上をあげようと「ワンダラーワンダラー!」と声をかけ続けて密着するというカオスが続きます。
ゲートが開いたら、セキュリティを通過し、いち早く神殿の前に早く並ばねばなりません。
ここからは、まさにチキチキマシーン猛レース!(笑)
ガイドのナセルさんが「僕が先に走っておきます〜!」というのを加勢するために、私もアブ・シンベル神殿まで全力疾走する朝5時。
人生でまさかこんな日がくるとは。
もうね、こんなにダッシュしたの学生時代の部活以来です(笑)
根性いれて並んだ甲斐あり、ラッキーにも神殿内で朝を待つことができました。
古代エジプトを65年の長きにわたり治世した神格化された王、ラムセス2世の武勇伝が壁画になっています。
こんなに長い時間神殿にいられるなんて!
ヒエログリフや壁画に囲まれての至福の時。
アブ・シンベル神殿を余すところなく堪能しました。
前日の朝から頭がギュンギュンしていたり、神殿内の大事なところの前で急にミラーレス一眼レフが動かなくなったりと、底知れぬエネルギーを感じる体験も。
ラムセス2世の力強さを感じる大神殿の隣にあるのは、寵姫ネフェルタリのために建てられた繊細な愛の力に満ちた小神殿。
残念ながら内部の撮影は禁じられていましたが、入ってみると、明らかにエネルギーの質がちがいます。
エジプトの全国民に向けて威厳を放つ大神殿と対極をなすような、パーソナルな愛と幸せを大事にしていることが伝わる空間。
愛と力、そのエネルギーを調和させて使うこと。
悠久の歴史を経てそんなメッセージを感じる場所でした。
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