第58回静岡県母親大会分科会「義兄大石又七夫婦と私の子どもたち」 | 深田ゆり子オフィシャルブログ Powered by Ameba

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「くらし・福祉を第一に、命を大切にする焼津市政へ」

 

 

 

6/12 2021年第58回静岡県母親大会:分科会焼津会場

「第五福竜丸事件と自分史

ー義兄大石又七夫婦と私の子どもたちー 助言者 河村恵子さん

河村さんは

スーツをピシッと着こなし、カッコいい❗️

 

講演の前半は、

家計が苦しい子ども時代、大反対された義兄大石又七さんと姉の結婚、東京へ。

10数年前「築地マグロ塚保存」をきっかけに、恵子さんの助けもあり、又七さんが沈黙をやぶり語り始めたこと。それは、「ビキニ事件は、未来の命に関わる事件」だから、と。700回を超す講演に力を入れてきた理由が、私の思いと重なっていることにハッとしました。

 

後半は、

恵子さんは、バイトを何個もやって自分のお金で外国語の専門学校を卒業。原発関係で世界を駆け回るキャリアウーマンに。時は高度経済成長の時代、結婚し出産へ。

 

水頭症の重度障害を持って生まれた赤ちゃん、遺伝ではないと言われたので、手術を求めたら、

医者から酷い言葉を浴びせられ、病院を何件も変え、ようやく手術をしてもらえることになった、と。

水頭症の多くの子は手術をしてもらえず命を終えるという事実も衝撃的でした。

2人目のお子さんも水頭症を心配し姉に巻尺を持ってきてもらい、測っていたら少し大きい。でも医者はなかなか認めず産後ノイローゼと決めつけた。それでも繰り返し検査を求め、ようやく検査をしたらやはり水頭症だった。その後の医者の言葉も酷いものだった、と。

 

お二人のお子さんには、色々体験をさせてあげたいと、キャンプや川遊び、雪遊びなどへ。

当時、狐ヶ崎ヤングランド、日本ランドでは障害児は入れてもらえず、

3人目のお子さんは障害はなかったため、何故入れてもらえないのか、ずっと泣いていた、と。

ご夫妻は、めげずに毎年山や川へ行ってキャンプ、川遊び、雪遊びを楽しんだそうです。

現在夫さんはお亡くなりに、お二人は成人で親元を離れ、施設で元気に生活しているそうです。

施設に入る前、夫さんが「うちの子は7つの宝物があります」と園長に話し、先生方にはそれを感じていただきたい、と。

 

7つの宝物

1.パパ、ママと言えること。

2.人の話しに耳を傾けることができること。

3.たくさんの純粋な笑顔を持っていること。

4.私たちのように嘘をつかないこと。

5.言葉の刃で人を傷つけないこと。

6.優しくしてくれる人を敏感に感じとれる力があること。

7.嬉しい時は大きな声で笑い、嫌なことがあった、自分の思いが私たちに届かなかった時には大きな声で泣き、訴えることができること。

 

素晴らしいです❗️

また恵子さんに、息子さんたちを安心して施設で生活できるよう、夫さんの人柄があらわれていました。

 

素晴らしい講演を有難うございます❗️

改めて、

ひとり一人の命が大切にされる社会にしていくために、学ぶ大切さ、行動する勇気をいただきました!