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おもちゃばこ

子育てや日常などの記録です。

4月3日


もう食事ができるようになってきたので点滴を外す。

今日は内視鏡での検査。胃カメラみたいな奴らしい。

前に人間ドックでやった時めちゃ苦しかったので嫌だなぁと思いつつ受ける。


麻酔薬を喉にしばらく溜めてゴクン。こういうの苦手


うっすら麻酔しながらやるって話ではあったけど、完全な麻酔ではないらしい。

鼻に呼吸用の管を装着。そしてベッドによこになり口にマウスピースみたいなやつをくわえて、よだれ受けみたいなのつけてカメラ挿入。やっぱり「オエッ」となるが、意識は朦朧なんか先生が話しているのは聞こえるけど、朦朧


ボーッとしたまま検査終了。大量のよだれを拭き、危ないので車椅子に乗って部屋に戻る。そのまましばらく休む。


主治医の先生が病気について説明してくれるというのでダンナに来てもらい話を聞く。

主治医は頼りなさげな若者で、周りの看護師さんとかの態度を見ても頼りなく思われてるのがわかる人だったので不安


案の定、説明も要領を得なかったので、途中から同席していた上席医師が代わりに説明してくれた。


生体検査をしてないので確定ではないが「SPN」の疑いが最も強いとのこと。

日本語名称がない病気で、結構稀なものらしいということがわかった。

もしこの「SPN」の場合、手術適用になること、手術の詳細は外科に聞いてくれとのことだった。


一刻も早く取って欲しかったが、コロナのせいで手術件数を減らしているらしく、すぐに難しそうな返事だった。

4月2日


検査のため造影剤をつかったMRIを受けることに。

検査の前に薄いポカリスエットみたいなやつを300ミリくらい飲まされる。こういうの苦手。


MRI40分くらいかかる検査でとにかく長かった。途中、造影剤の為の点滴を入れたが、そこが後で少し腫れて痛かった。


筒状の機械に入るのだけど、寝てしまうと良くないらしく、意識を保つように指示される。これは閉所恐怖症の人には無理だろうなぁという空間。


この日はもう痛みも全くなく、ピンピンしていた。昼以降は痛み止めも不要になり、食事も重湯からだけど解禁になった。にんじんポタージュが美味しかった。

再度CTを撮りに行く。

造影剤を点滴から入れて撮影。あのブワッとする感じがちょっと気持ち悪い。


またしばらくすると女医さんから

「膵臓と脾臓の間に4センチくらいの丸いものが写っているんですが、何か検診とかで言われたことありますか?」

とのこと。膵臓?脾臓?毎年人間ドックをうけてるけど、そんなところひっかかったことない。


カーテンの向こうでまた別の医師と相談している声が聞こえてくる。

「この丸いのなに?!これ何?!」

診察している女医さんには全くわからない様子。不安未知の難病だったらどうしよう


しばらくして再び女医さん登場。

詳細はわからないが、膵臓と脾臓の間に4センチくらいのできものがあり、それが出血して痛みが出ている可能性があるとのこと。


緊急手術にはならないけど、ひとまず内科に入院して検査しましょうと言う事になった。そして、痛みを止めるため筋肉注射を打ってもらった。

「痛いですよ」と打たれる前に言われたが、お腹が痛過ぎて筋肉注射の痛みなんて大した事なかった。

ようやく痛みからの解放ゼロではないが、横になっていられるくらいには治った。


許可を得て旦那に電話。入院になったと伝えると驚いていたけど、幸い在宅勤務で、病院は家からすぐなので部屋が決まったら荷物を持ってきてもらうようにした。


部屋は3種類。差額なし4人部屋、差額7700円の4人部屋、差額2万円の個室。

個室はあり得ないので2択だったが、差額なし4人部屋は隣との間隔が近いのと、シャワーとトイレが廊下にある共同のものになるとのこと。

入院保険出るし、コロナ怖かったので差額ありの4人部屋に。


入院した後も色んな看護師から「差額有りの方希望したんですか?」と何度も聞かれた(笑)差額なしが空いてなくて仕方なく差額有りの方に入る人がいるらしい。 


入った部屋は先客が1人だけ。ベッド選び放題だったけど、一番トイレまで近いベッドにした。


その時、一人の看護師さんが

「わかる?」

といって顔を近づけてきた。あれ?見覚えがあるようなと思っていたらその看護師さんがマスクをパッと顎にずらした。なんと、娘の同じクラスの子のママさんだった!


そういえばこの大学病院の看護師さんらしいと聞いたことがあったっけ。それにしても大学病院なので色んな科があるなかでこんなにばったりな事にびっくり。しかもどうやら師長さんらしく、その後も毎回顔を出しては色々話に来てくれたし、頼もしかった。