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おもちゃばこ

子育てや日常などの記録です。

明け方、4時半ごろ。嫌な痛みが手術の予定までもう少しなのに、また腫瘍が暴れ出した。

病院から処方された痛み止めを飲む。少し和らいだ気がしたが、やっぱり痛い。

救急に行くか迷うが、我慢しているうちに7時になった。8時半には外来も開くので、それを待って電話してみようと我慢。


8時半、外来に電話するも「先生がまだ来てないのであと15分後に掛けてください」と言われてしまう。


仕方なく朝ドラを観て気を紛らわせながら時間が経つのを待つ。


845分。外来に再度電話。症状伝えたところ予約なしでいいから来てくださいとのこと。

とりあえずパジャマではないけど楽な服装に着替えて家を出る。登園の娘と同じタイミングで一緒にでたけど、「もしかしたらこのまま入院かもしれない」と伝えてハグ。娘は分かったような分かってないような感じだった。


なんとか病院にたどり着き受付して待つ。脂汗がでる。

次に呼ばれる人が表示される電光掲示板をみると、まさかの私の前にも1人。ああ、そんなに待てないでも予約なしだから仕方ないやっぱり救急行けばよかったと後悔。


痛みに震えながら待つこと30分。前回と痛い場所ご同じだね、といわれる。ここまで歩いてきたと言ったら驚かれた。

検査してみないと痛み止めはできないと言われ、血液検査とCTに行くように言われる。採血は診察室近くで取ってもらえたが、CTは自力でいかなければならず、ゾンビのような歩き方で移動。

ようやくたどり着くも、結構混んでて全然呼ばれない。


椅子に座ってることすら出来なくなり、床に膝をついて痛みに耐える。

30分ほど待ってようやく順番がと思ったら着替えの順番だった。

みかねた看護師さんが着替えを手伝ってくれる。

着替えた後もしばらく待ってようやく順番が。

造影剤をつかったCTを取る。このカッと熱くなる感じはやっぱ気持ち悪いな

まっすぐ寝てるのも、息を止めるのもかなりしんどかった。


検査後、歩いて診察室に戻れるか聞かれたので「車椅子があればありがたいです」と遠慮がちに言ってみる。

検査技がちょい穴の開いたミニワンピースみたいなやつだったので、私服に着替えるのは気力で乗り切る。


ようやく診察室に戻って、点滴を。でもまだ栄養剤。もうこちらは限界なのではやく痛み止めを使って欲しい!

が、出されたのは以前救急で効かなかった痛み止め。「前効かなかったけど」といってみるも、「様子を見ながら強いのにしましょう」と言われてしまう。


とりあえず緊急入院になる。もう手術近いし、いいよねって感じのノリだった。


「一人暮らし?」と聞かれたので「主人が」と答える。

診察室の外で看護師さんが入院について話し合ってるのが聞こえる。

「(私の名前)さん、一人暮らし?」

「ご主人いるらしいですよ」

「でも一人で来たの??」

「歩いてきたって」

「え!!」

ウチの場所的に歩くのが一番早いのですよ


そのまま車椅子で病室に運ばれる。

差額ありを希望していたが、今回も何度も確認された。

以前とは違い、病室も結構埋まっていて、4人部屋の4人目だった。

前回のようにはいかないか。


ベッドに移っても痛み止めは全く効いてない。そう伝えると、もう少し強いものに変えてくれた。でも効かない。痛すぎで吐き気がして、何度も嘔吐してしまった。

水しか飲んでないので、胃酸水みたいなシュワシュワした水がでてくる。オエッ。


強い眠気を誘う薬も試す。少しウトウトしたが、目が覚めると痛い。

教授達が様子を見にきてくれたので、痛みが治らないこと、前回は筋肉注射が効いたことを伝えたら、ようやく打ってくれた。しばらくして地獄の痛みから解放されるかれこれ13時間苦しんだ。


前回よりも痛みが強く、何度か意識が飛びそうになった。このまま召されるのかと思ったが、娘の事を思い出しなんとか意識を保った。


痛みが治った後も鈍痛が残る。さっきまでの痛みに比べたら我慢できないほどではないが、元気に動き回ることは出来ない痛さ。


抗生剤の点滴を定期的に打ってもらう。


そうこうしているうちにダンナが入院グッズを持って到着。でも保育園のお迎えもあるのでのんびりはできず。

「いい方向に向かうよ、きっと」と謎の前向きな言葉を残して手を握って去っていった。

そうなってほしいな。

結局手術はできず、検査を一通り終えて退院。

退院後も内科に通院するとのことで不安だったけど、しばらくしてから病院から電話があり、外科に変わったと聞いてちょっと安心。

その後、緊急事態宣言も無事解除となったので手術日を7月1日に、入院を前日に決定。

3ヶ月弱あるので、計画的に仕事の引き継ぎを進めることができた。

入院までにやりたいことをやって、食べたい物を食べてドキドキしながら手術日を待つ。
入院まであと5日に迫った日、体調に変化が…


その後の入院期間は手術できるかどうかを内科と外科で相談しつつ、手術に備えた各種検査をした。

胸部CT、エコー、検便など。

入院生活で便秘になってしまい、下剤を処方されたけど、排便の時に激しい頭痛に襲われた…
頭が割れるかと思った。合わない薬だったのかな?

痛みはもうなく、差額あり部屋でひとり貸し切り状態になったので、
病室から自宅マンションのダンナ&娘と手を振ってみたりして会えない寂しさを紛らわしたり。

数日にわたる検査で、手術は問題ないことがわかったけど、結局すぐに手術はできない(コロナのせいで)ということになり退院することになった。

この先腫瘍抱えて生活する不安が膨らむ…