前回のつつき。


21才。バーテンダーの彼と、同時にこれもまた、全く好きでない相手と付き合うことになりました。姉夫婦と飲んだ時、義兄の友人とその後輩だった結婚相手その1が私を見て気に入ったようなんです。私は全然知りませんでした。


義兄の友人宅に食事に誘われました。その1は義兄の友人に頼んだらしく、夕食後に現れてしばらくふたりで話しました。


でも、私の面食い(結梨どこが面食いなの?と友達に度々指摘されるように、私の面食いは一般的ではありません)の範疇に入らない人。話が面白い訳でもなかったです。


後日、突然職場を訪ねられました。(デパートなので誰でも入って来られます)。映画の指定席券を買ったと。仕事帰りのようでした。そんな、仕事中に来られても迷惑でしかありません。仕事が終わってから、映画館へ行き途中から観ることになりました。


しばらく付き合っていたら、社員寮がなくなることになり、転居しなければならなくなって、仕方なくその1と同棲するようになりました。


私の理想からはかなり外れた人でしたが、その1のすごいところは、私が読んでいた本を全部読破してくれたことでした。


ロシア文学と言ってもドストエフスキーだけ。日本文学。米文学をカート・ボガネツト、ジョン・アーヴィングなど。あとは南米の文学などでした。


さらに、私が読んでいなかったヨーロッパの文学を浅く広く教えてくれました。


バーテンダーの彼に、別の相手と結婚すると告げて別れました。


23才。結婚するつもりになっていたのですが、職場でバイトの学生と付き合うようになりました。


その1との結婚はイヤになっていましたが、世間体を気にするタイプで、離婚してもいいから結婚だけはしてくれと懇願されてしまいました。それで仕方なく結婚しました。


24才。結婚したことと上司が変わったせいで、出社拒否になり会社を退職しました。次の年、専門学校へ入学したのですが、結婚相手その1が転勤になり、別居。卒業してから、転勤先に行く予定でした。


専門学校で実習で行った先の男性が好きになり、しばらく付き合いました。ただ、彼は婚約者がいる人でした。やはり、自己肯定感が高め。そういう男性に惹かれやすいです。


25才。その1と別れることにしたのは、躁状態でひとりでもやっていける自信かあったからでした。


だから、23才で結婚して2年くらいでその1とは別れることにしたんですが、彼はいい人だったので、私がちゃんと定職につくか、新しい恋人ができるまで、金銭援助だけはしたいから、離婚はそれからにしようと言われました。


そんな訳でふたり目の事実婚の相手だった人と同棲するまで、毎月、お金を送ってくれました。


つづく