2008年12月2日の外来受診で、ICD植込みが決まった。


気がかりなことが一つある。仕事のこと。

僕の仕事は、工場内での保全作業。


生産設備が壊れたら直す事後保全、壊れる前に部品を交換する予防保全、そして大型の変圧器や受配電設備の定期点検などだ。


僕の工場は、北海道電力から直接66,000Vで受電していて、工場内の設備で66,000→6,600→440or200or100と変電している。


  この設備に関わることや、設備を設置してある部屋での作業もある。

  ICDに影響はないのか?


ちょうど12月2日はICDメーカー・メドトロニックの担当者が来ていて、いろいろ話しを聞けた。


最近のICDは電磁波に強くなっていて、日常生活で影響受けることは、まずない。


工場設備で影響あるのは、誘導炉や導体がむき出しになっている電線・端子など。でも僕の職場(工場)には、それら全てがある。


メーカーでは、職場環境測定なるものをやっていて、植込んだ人の職場にて電磁波を測定し、ICDへの影響を調査しているとのこと。


そして入院直前の2009年1月15日に職場環境測定を行った。その結果は、


  特高変電所 66,000V→6,600Vに変電  ○
  高圧受電盤 6,600Vの電力管理      △
  変圧器    6,660V→400Vなどに変圧 △
  誘導炉など 生産設備            ○


一番心配していた、66,000Vの特高変電所と誘導炉などは、問題なし。

高圧受電盤や変圧器は、導体から20cm離れればOK。


大型のモーターなどは、モーター直径の2倍の距離を離れれば基本的にOK。


特高変電所や誘導炉は、シールド対策がしっかり施されてたようでした。


高圧受電盤の内部は、電線の他にむき出しの金属の板を導体として使っていて、ここから電磁波が漏れていたようです。


結果的には、一部電気設備で影響が考えられるが、生産設備からの影響はないようでした。


  そして注意することは、発生している電磁波とICD植込み部が、

  「磁束が鎖交する状態にならないこと」 だそうです。


僕は大学で電気工学を勉強していたので、この説明は理解できましたが、言葉や文章で説明すると難しいですね。


この測定結果の報告書は、入院中にSN主治医に届き、説明を受けました。
また、報告書のコピーも頂き、退院後、職場に提出しました。


なお、今回の測定結果は、当日メドトロニックが持参した測定器による、私の職場の環境測定結果です。


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