こんばんは
江古田栄町・新桜台のピアノ教室「テアトロ・ドルチェ・ジーリョ」、通称ゆり劇場の早川揺理です
本当は3/30に行ったお教室の発表会ゆり劇場小さなコンサートのことや、4/19ハイルマン合唱団マタイ受難曲のことも記事にしたいのに、なかなか文章に残す元気が残っていなくて
でも必ず書きます
まずは5/13月曜と、日にちが近くなった小畠エマさんソプラノリサイタルについて、思いの丈を書きたいと思います
まず、このリサイタルは本当は私が伴奏させていただく予定ではありませんでしたが、共演の予定だったアレッサンドロ・ズッパールドさんがご病気で帰国されることになり、それまでずっと稽古ピアノとしてエマさんと練習を重ねてきた私が弾かせてもらえることになりました。
ズッパールドさんのお得意のものから、プログラムは少し変更されて、私とエマさんが昨年夏頃からこのリサイタルに向けて少しずつ準備をしていた、こだわりのプログラムとなっています
前半はエマさんが留学されていたイタリアのものばかり
ロッシーニの歌曲とオペラアリア、
トスティの歌曲、
そしてエマさんがヨーロッパでプッチーニのオペラ「蝶々夫人」のタイトルロール蝶々さんを歌うデビューをしてから30周年リサイタルにふさわしく蝶々さんのアリアを2曲、演奏します。
2曲のアリアの間には、私がオペラの一場面であるハミングコーラスの部分を私がピアノソロにアレンジしたものも弾かせていただきます
プログラムの後半はエキゾチシズムにふさわしく、イタリア・ドイツ・スペインの曲で構成されています。
ヴェルディのオペラ「シモン・ボッカネグラ」のアリアから始まり、私が弾くショパンのノクターン第20番遺作を挟んで、ワーグナー「ヴェーゼンドンク歌曲集」から♪温室にて、♪苦しみ、♪夢、を演奏します。
このヴェルディ、ショパン、ワーグナーは、国こそ違いますが、同時代にそれぞれの国で活躍していたという繋がりがあります
ヨーロッパは陸続きですから、色んな噂が流れてきてお互いに影響を及ぼしていたことと想像します
ワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲は、当時ワーグナーを経済的に応援していたパトロン ヴェーゼンドンク氏の奥さまマティルデによる詩に音楽がつけられたのですが、なんとマティルデとワーグナーは恋仲にあったと言われています。
♪温室にて、では、ドイツの植物園に飾られる南国の植物が温室に閉じ込められ「私たちの故郷はここではない!」と歌われますが、才能溢れるワーグナーに恋するマティルデ夫人が、自分の身分を嘆いているようにも聴こえて、とても魅力的な歌です
私たちはこのヴェーゼンドンク歌曲をドイツのテノールウーヴェ・ハイルマン先生と温めてきましたが、こたわりの表現⁉️をぜひ聴いていただきたいです
そしてスペインのプログラムでは、自国の民謡を大切にしていたオブラドルスと、エキゾチックに走り同じスペイン語圏でもキューバの音楽から曲を書いたモンサルバーチェでリサイタルを締めます
曲の1つずつが愛着があり過ぎて
ぜひたくさんの方に聴いてもらいたいです
当日券もご用意していますので、5/13月曜19時 銀座王子ホールにお越しください
今日は最後のエマさんとのお稽古でしたが、エマさんが心が苦しくてもたないと漏らされました
私も先月自分のコンサートを終えたばかりなので、気持ちが痛いほどわかります
終えてしまえば、どうしてそんなに自分で自分を苦しめていたのかと我にかえるのですが
命を削る想いで開催して、苦しかったのに終えるとまた計画したくなってしまう
それが舞台の麻薬成分ですね
そしてそれは、来てくださる皆さまのおかげでもあります🫶🏻
いつも応援してくださる方たちへの感謝を込めて、エマさんと銀座の夜会を楽しみたいと思います
テアトロ・ドルチェ・ジーリョ
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