今日はあたしの母、そして彼のお母さんと
今後についての話し合いをする日。

腹は決まってる。
何も明らかになってないけど、
今から作り直すんだ。

手術日は明日。
もう時間がない...
今日で最後の説得の時間。
今まで1人で説得してきたが、
今日は彼と2人で説得出来る。
心もとないけど、少し心強い気がした。

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話し合いの結果、彼の職場の寮に住むまでは
彼の実家にお世話になる形で、あたしは
仕事も家も変えなくてはならない。
これはあたしからすると、大きな犠牲。
働ける環境を捨て、他の職場で1から
作業等を覚えるというのはなかなか妊婦の
あたしには少し不安があった。
けれど、収入は彼しかないに等しいことを
理解していると言うので、あたしは
検診代を稼ぐ感覚で大丈夫だと思った。

その後、母に絶縁宣言をかけられ、
軽くショックを受けながらも、
当たり前か、と思う自分もいた。
けれど、あたしが選んだ道。
母は応援してるようにも見えた。
呆れてはいるものの、きっとこうなると
わかっていたんだと直感的にそう思った。

母の口癖
【きっと、貴方はそうなる運命だったのよ】

何はともあれ、あたし達はこの子を守れた。
いや、押し切ったと言った方がいいだろう。
皆の反対を押し切って、あたし達は
子供を産み、育てることを決意。
彼に対しての不安はある。
交際時の暴力や仕事の件が改善されてるのか
不安で仕方なかったが、あの場でも
「暴力は振るわない」「仕事もちゃんと行く」
約束をしたのだから、彼は変わったのだと
信じて、ついていこうと思う。