チャペル?チャーチ? | 婚活・ウェディングの現場からは、以上です。

婚活・ウェディングの現場からは、以上です。

ブライダルコンサルタントYuri(唯莉)です。

日本初の欧米型ウェディングプロデュース会社を設立した旅するブライダルコンサルタント。
2000人の花嫁に寄り添ってきました。
あなたの心配、疑問、不安も教えてください。きっと解消できます。

花嫁=Bride(女性)の味方
幸せな結婚応援団長
2000人の花嫁に寄り添ったブライダルコンサルタント YURIです。



世界遺産潜伏キリシタンの教会を訪ねています。
クリスマスが近いので建物が飾り付けられています。夜はキレイでしょうね。


皆さんはチャペルとチャーチの違い、聞いたことありますか?


町の教会のように信者さんが礼拝に訪れたり、神父様や牧師先生がいらっしゃるところをチャーチと言います。



海外旅行に行くと祈りを大切にする旅行者のためにホテルにチャペルが用意されています。
基本的にはカトリックでもプロテスタントでも、他の宗教でも祈りの場として使用できるようにホテルが用意している礼拝所なのです。

ですから、ホテルのチャペルで祈りたいと言えば誰でも使えるオープンスペースです。

でも、日本の場合はこうした使用の仕方はほぼなく、土日に結婚式が行われているのみだったりするわけです。

そもそも欧米でも教会は、公民館のような地域の人々の集会所や役所の出先機関を兼ねていたりするので、ミニスターとかマリッジセレブランドと呼ばれる役人の前で「法律的に夫婦である届出」を受理する式が行われ、家族や友人が出席してその式を見守り祝福するのが、結婚のセレモニーだったりします。
そのミニスターのお役目を牧師先生が任じられていたりするのです。

神様に誓うというより、この法律的に夫婦になる式という意味合いが強いのです。



カトリックの結婚式は、神様に誓うため神様の教えを学んで聖書からのお話を複数回聞くことが未信者が結婚式を行うために必須だったりします。

プロテスタントのほうは、ちょっと優しくて(?)結婚したことを神様に報告して、祝福を受けるブレッシングもいうスタイルなので、聖書のせの字も知らなくても良く、日本の結婚式はこのスタイルです。


そう言えば以前、アメリカのブライダルコンサルタントと話した時、日本の結婚式について聞かれて、キリスト教式が90%といったら「そんなに日本人はクリスチャンに改宗したのか?」と驚かれました(笑)

日本人の宗教観は、世界的にも珍しいものでしょうね。



信教の自由が無かった時代
命をかけて信仰を守った人々の思いを今に伝える教会を巡りながら、私はなんて幸せな時代に生きているのだろう?と思います。


お二人の誓いをどんな形で現すかは、自由です。
どうぞ、お二人らしい挙式をなさってください。

個人的には日本人には人前式が一番だと思っています。
なぜか?は、またの機会に!