予定日の前日
昨日の夜
はじめての出産

男の子が産まれました


今はお腹が空っぽになり
おまたの痛みだけが残っており

不思議な感覚に包まれています




子宮口が最大に開いても
陣痛の間隔があいていて
赤ちゃんがなかなか下がって来れなかったので

結局、分娩室で陣痛促進剤をしてもらいました
そして分娩台でいきむのですが


全然思うように、いきめない
足の付け根がいたくて
脚を開脚し広げるだけで苦痛

強い陣痛が押し寄せて来る度に
全然いきめないのにトライ


途中、開脚するのがもう限界になったので
脚を下ろし、分娩台に体を
くの字にして横たわる

もう精根尽き果てたかんじで
目をつむり横になってました

それでも陣痛の波は容赦なく押し寄せて来る
最初はその陣痛をかわすように
ずっと呼吸に集中していき見逃しをしていました

でも、赤ちゃんを下に降さないといけないので
そこで、いき見逃しをしても意味はなく
ただ時間が過ぎていくだけです

でも、その時の私にはそれが精一杯でした
いきむ力が出なかったから

そして、定期的に訪れる陣痛に
恐怖を覚えだしました

そして脳裏に浮かんだのが
もう帝王切開して!
ずっと頭に浮かんでいました

しかし、今思えば何故だか
帝王切開して!とは口には出しませんでした。


しばらくいき見逃しをしつつ
定期的に訪れる陣痛が
赤ちゃんからのサインの様に感じてきました

赤ちゃんがもうこんなに出たがっている
モニターから聞こえる鼓動もとても元気

それなのに、ママである私がくじけてる
そんなことを思い

途中からいき見逃しをやめ
出来る範囲の気力で、いきむようになりました


それでも、まだまだ産まれるには程遠い


そこで主治医の先生が
私たちが少しお手伝いします
というので吸引分娩をしてもらう事に

それでも、吸引分娩するにしても
もう少し赤ちゃんが下がらないと出来ないので
それまで、自力でいきみ
少しずつ赤ちゃんを下げることに

もう目を開けられず
陣痛が来る度、少しずついきみ降ろしました

そしてなんとか吸引してもらうことに

吸引といっても、あくまで補助的なもの
最終的には私がいきまないと
危険だし赤ちゃんは出てきません

そして再び開脚
もうやるしかありません


陣痛が来る度
呼吸を整え
いきむと同時に
旦那さんが私の上半身を起こしてくれます

そして力を入れます
その時、先生が私の体の上にきてお腹を押してくれます。
もう1人の先生が吸引してくれます

助産師さんが呼吸の指導をしてくれました

最初は長くいきめず
すぐヘタってしまいました


それを何度かやるうちに
どんどん体の痛みを忘れ、死ぬ気でいきみました
それなのに心の中でこれを過ぎれば
いい思い出になる!
なんて事も
辛いながらに考えている自分がいました。



そして瞑想というか無の境地になった時に
一気に力が入り

赤ちゃんが出てきてくれました

私は放心状態になりました


赤ちゃん、大きな声で泣いてくれました


今は吸引のため頭にたんこぶが出来
念のため今日の午前中まで
預かってもらっています





とりあえず一番辛かった
でも今思えば死ぬ気でがんばって
得られた赤ちゃんとの大切な時間

そんな時間を記録がてら
書き記してみました




結果、私の産道が狭く
赤ちゃん出てくるのが大変だったみたいです

あとへその緒も普通より長めで
足に二重巻きに巻きついてたみたい

赤ちゃんとても怖かったんだね
産まれたあと大きな声でたくさん泣いてた

私が腕枕をしてあげると
安心したのか泣き止んでくれました

それにしても、助産師さんの呼吸の指導のお陰で
赤ちゃんに酸素を供給できてよかった

一時期、危なかったのか
小児科の当直の先生が来ておられました

結果、頭少しケガしちゃっし
診てもらえてよかった
早く治りますように


午後から
また会える👶