福岡公演初日までにUPしようと思っていたのに間に合いませんでしたあせる

 

7/17

『レ・ミゼラブル』東京千秋楽

行ってきました♪

 

 

感無量でした。

 

とにかく力強い骨太の公演でした

前日とは全然違う客層

ミュージカル好きの大人ダンシ&ジョシって感じでしょうか。

 

 

カーテンコールでは「民衆の歌」を会場みんなで歌いましたが、

皆さん熱唱

気がつけば私も熱唱(^^;)

歌詞を覚えている自分にびっくりでした

 

キャストの感想を書くつもりがなかったのですが

あまりに素晴らしすぎて書きます

 

 

 

なんといっても吉原バルジャンが凄かった

前回「♪彼を帰して」をかなりファルセットで歌っていて

うーん、と思っていたのですが

この日は初めだけファルセットで後はがっつり歌ってまして

これが凄ーくよかった。

ストレートに歌詞が伝わってきて胸一杯になりました。

やっぱり歌うまいなあ。

 

背も高いし、体格もよく、ジャベールとの対決は負ける気がしない

迫力のあるバルジャン

地下道でジャベールと対決するときも、お姫様だっこのマリウスをジャベールにぐいぐい押し付けて「死にかけてる」と迫るところなんぞは迫力満点

その一方で心優しいバルジャン

ジュンモさんもそうですが、女性、子供に話すときの声がとってもやさしく

温かいのです。

全体的に人間味溢れるバルジャンという感じがします。

ずっと聖人ではなく、迷いもするし、嫉妬もする

でも根底には愛があるという感じでしょうか。

 

吉原さんで一番好きなところはバルジャンが神に召され、

司教様に深々とお辞儀をするところ。

原作からはお辞儀をするってあり得ないかもしれないけれど

日本人にとって凄く伝わる演技だと思います。

 

あのとき、「許し」があったからこそ

愛の中で生きることができた

司教様への感謝

言葉では言い尽くせないほどの気持ちが溢れる深々としたお辞儀。

好きだなあ。

 

川口ジャベールがさらにパワフル

砦で命を救われてから服と心の乱れようが凄いことになり(^^;)

葛藤迷いがビシビシ伝わってくる

「♪自殺」は苦しくて辛くて涙出てきました。

 

内藤くんのマリウス

これまた良かった。

前回姿勢が悪いとか言ってごめんなさいm(_ _ )m

歌も感情こもっていていいし、

初めてのマリウスでカフェソングをあれだけうまく歌えるのは凄いと思います。

愛らしく懸命なマリウス

海宝くんとは違うタイプのマリウスですが内藤くんのマリウスも魅力的でした。

 

松原凛子ちゃんのエポニーヌ

「オンマイオウン」の後半は、ずしっと響くパワフルな声で圧倒されました。

かと思うと「恵みの雨♪」はマリウスの腕の中で幸せそうに死んでいく

最後かわいらしい女性だった。

 

娘が楽しみにしていた上山君のアンジョルラス

「上山君どうしたんだろう。声がでてない」と心配そうな娘。

帝劇の後ろまでらくらく声が届いてうらやましいと

他の共演者から言われていた上山君ですが、

今回はそこまでパワフルな声量が感じられませんでした。

ご本人のブログなどを読んでも歌にこだわって役を考え、

模索中なのかなと思います。

でも、決して悪いわけではなく、

2年前のパワフルで声量に任せて歌う革命家のリーダーという感じではなく、

学生とともに戦う1人でありリーダー、という感じに変わっていて

良かったのではないかと。

いつも歌に厳しい娘が「でも上山くん、カッコイイからOK」という発言に笑ってしまいました。

 

 

この日、プリンシパルの熱さも凄かったのですが

アンサンブルの厚みも凄かった。

グランテール大田さん、フイイ杉山君などお気に入りのキャストもいたので

注目していたからかもしれません。

アンジョルラスが撃たれたとき

グランテール菊地さんの

「アンジョルラース!」の叫びに胸に熱いものがこみ上げてしまいました。

 

 

私の中では2番目に好きなキャストが多かったこの日

最後の最後でスゴイ公演に出会ってしまいました。

まだ吉原さんのジャベールを見ていない娘は、地方公演に行きたいと

言っていますがどうかな・・・。

 

カテコ&出待ちの話は長くなるので別の記事で♡