10/28マチネ
『ミスサイゴン』帝劇行ってきました♪
この日は小野田君のクリスを見ておきたくて、急きょ追加したのですが
たまたま良いお席があり、センターブロック前方で見られました。
でも、前のほうで見ればよいというものではないなあと。
あまりに前過ぎて舞台全体が見えずちょっと残念。
ただ、ヘリコプターは間近で見るとすごい迫力でした。
では感想です。
キム(笹本さん)
笹本さんは背もすらっと高く、おきれいでほれぼれしてしまいました。
凛としていて17歳、親を失い売春宿で働いているキムという感じには見えませんでしたが
それでも歌も上手だし、安定している感じでした。
席が近かったため余計に思たのかもしれません。
「命をあげよう」の子供を抱いている姿、表情が愛おしそうでとてもよかった
エンジニア(ダイヤモンドユカイ)
滑舌がはっきりしないのと、声量が足りないのが残念でしたが、
チンピラ風のいらやしいくえげつない感じがはまり役 !(^^)!
雰囲気もピッタリで
なかなか良いのではないでしょうか。
キムのはいているズボンを脱がせ、髪止めをとってほどく場面も
とっても乱暴!
遠慮なく思いきりやってますよね。
試写会のトークショーの時に、お子さんにも見せたいと言っていましたが、
内容が内容だから
・・・微妙かも 笑
ジョン(上原理生くん)
25周年の映画のジョンを見て
ベトナムでさんざんやりたい放題やっておいて、
突然偽善者のようになるアメリカ人って・・・
ジョンて気に入らないなあと。
映画の中では、アメリカ人とアジア人の区別が肌の色ではっきりしているから
アメリカ人への怒りのような感情をいだきました。
余談ですが、このことについて理生くんがHPに書いているんですね。
そう、映画のジョンは黒人だった。
興味のある方は読んでみてください
役への理解、さすがです。
HPへ
そしてそんな印象を持っていたジョンを演じた理生君ですが
ほんとに、うまい
声しびれる~
声楽出身だから爆発的な声量があり
声に艶があるし、一言一言に説得力があるんですよね。
自分たちが犯した罪を後悔し、何とかしなくてはという気持ちが伝わってくる。
ジョンが言っていることがよく理解できるし、
一言一言訴えかけるように歌うので
説得されてしまうわ~。
レミゼのアンジョに続きまたまたついて行きたくなってしまう
圧倒的な統率力の理生くん
トゥイ(藤岡正明)
長くなるので次に書きますが、
そこにトゥイというヴェトナムの若者がいて、国を思い、婚約者を思い
嬉しい表情から、戸惑い、絶望、悲しい瞳で死んでいくまで演技が素晴らしく
涙が止まりませんでした。
亡霊のところは、怖いですね。
ああいう声で歌われると恐怖いっぱいになります。
やっぱり噂通り、藤岡トゥイすごい(^^)/
ジジ(中野加奈子)
ウエストエンドで控えの2番手とおっしゃってました。
もっと声が出るのかと・・・
映画のジジがもの凄くうまかったので、
ちょっと期待しすぎたせいかもしれません。
もう一度ちゃんと見てみます。
エレン(知念里奈)
声は好きではないのですが、演技が上手で好きです。
見ているうちにエレンの気持ちに寄り添ってしまう。
クリス(小野田くん)
NHKうたコンを見て、やわらかい優しい歌声で
クリスっぽいなあと思い、一度観てみたいと思っていた小野田くんです。
終始柔らかいですね。
ホテルでエレンに打ち明けるシーンはそれまでの演技とは違い
感情爆発でギャップにびっくりしましたが、
そのシーンがとても良かった。
ということで、
翌日にみるキャストとはほぼ違うキャストで見ることができました。
キャストの相性ってあるような気がするし、
自分の好みもあるので
見ておいて正解でした。