A子ちゃんの登校しぶり


Yuriaです



5年生のA子ちゃん


2学期から急に登校しぶりが始まりました。




突然のことで


お母さんもオロオロです






お母さんは


A子ちゃんを無理やり起こして車に乗せ


学校の駐車場に向かいました。




A子ちゃんはしくしく泣いていますショボーン




駐車場に到着し


お母さんが担任の先生に電話をかけました。




先生が駐車場まで迎えに来たのですが


A子ちゃんは扉を開けようとしません。




お母さんが


外からガーっと扉を開けて


A子ちゃんの手を引っ張ります




行きたくないーっ!



力一杯抵抗するA子ちゃん





教頭先生が慌てて



滝汗もうやめておきましょう!






お母さんは青ざめた表情で



A子ちゃんと一緒に帰って行きました。









その日の午後


小学校を訪問した際に


教頭先生から⬆️の情報提供がありました。






真顔何かきっかけはありましたか?




ニヤニヤ担任の先生にもお聞きしたのですが、


 よくわからないのです






そこで


教頭先生からお母さんに


スクールソーシャルワーカーを紹介してもらいました。





  家庭訪問


お母さんの要望で


3日後の14時に


家庭訪問となりました。





お母さんからA子ちゃんのこれまでの生育歴を聞きました



・小さい頃からお喋りでした


・本が大好きです


・お友達はいました






でもそういえば、




お友達からの電話の途中で


「代わって!」と言って受話器を私に渡すんです






2年生までは


どの教科もテストはほぼ100点だったのに


算数だけどんどん成績が落ちてます






この日は


A子ちゃんにチラッと会って


ひらめきまた来るねと言って帰りました。









翌週も同じ時刻に訪問




お母さんの隣のA子ちゃんと


お互いのペットの話。



ニコッと笑ってましたラブラブ









その翌週


今度は2人だけでお喋り




好きな動物


現代の社会情勢


芸能人のこと。。




色んなジャンルに精通してますラブラブ





その後は


週に1度


A子ちゃんに会いに行きました。




物知りなんだけど




数の概念を含んだ話題になると


話が噛み合いません





5年生ですが


掛け算九九が覚えられないということがわかりました




  学習障害


その後


病院のWISC検査で



ディスカリキュア(算数障害)


と診断されました。





つまり


掛け算九九は


練習しないからできないのではなくて


脳神経機能の問題



数を認知的に処理する能力が非常に低い



そう考えるのが正しいようです。







検査の後


担当医が


トラ計算機の使い方を身につけたらいいよ!とアドバイス




作業療法士と一緒に


掛け算問題を計算機を使って解く練習をしたそうです






診断名を聞いて


お母さんに受話器を渡した謎が解けました




お友達と約束ができなかったからでした





時間やお金の話になる度に


置き去りにされるような不安を覚えていたようです



Yuria


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