君と朝を待つ -2ページ目

赤ちゃん

わたしが、結婚したのは23歳。

新婚旅行から、もどって、すぐに妊娠した。

 

妊娠が、判明すると、とたんに

猛烈なつわりにおそわれ、

うちは、一戸建てなのだが、

2階の寝室から、1階におりると

なんだか、部屋中の変なにおいが

わーっと集まってくる

 

そして、吐いてしまう

なにも、食べられず、生ツバが出る

それを、ティッシュに捨てるのを

一日中やりながら、ベッドに横になり

「いったい、どーなるんだろう」

と、呆然としていた

 

正直いうと、結婚をしたら、

門限とか、うるさいことをいう

母親から逃れて

彼氏だったダンナと

ずっとずっと、いっしょで

楽しく遊びまわって

毎日、笑っていられるんだと

いうような、幼い考えで

結婚したもので

子どものことまで、全く考えちゃいなかった

自分がまだまだ、お子ちゃまだったから

 

それが、楽しい新婚旅行から帰ったとたんに

そういうことになってしまった

 

子どもは3年ぐらいしてからでいいよなー

って、2人でいいあっていたのだ。

 

食べてないので、ふらふらで

階段をおりようとしたら、落ちた

病院で、胎児の心音が確認できず

大きさも大きくなっていなくて

残念ですけど、子宮の中をきれいにしましょう

ということになった

 

一日入院して、手術を受けた

「10数えてください」といわれ

「1・・2・・3・・」

ぐらいで、意識がなくなった

目覚めると、麻酔のせいで

ちょっと、頭を動かすだけで

強烈なめまいがした

 

ダンナと姑と母が来て

「残念やったなぁ」と口々に言ったのだが

子宮が綺麗になったとたんに

わいてきた食欲と不思議な開放感で

いっぱいだった

 

その後に続く、長い不妊期間を

わたしは、まだ、知らなかったから