*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆ハイ、もう飽きてる人もいっぱいいると
思われるのでとっとと書いちまいましょう。
オイラの初恋話第６話*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆
女の子向け人気月刊漫画「りぼん」のバレンタイン特別付録の
別冊子を片手に、いよいよ間近に迫った運命の日・バレンタインデーの
計画も大詰めを迎えました。
２月１３日。運命の日、前日。
チョコはモチロン手作りと決めていました。
自分のお小遣いで板チョコを買います。
親やお兄ちゃんにチョコを作ってるところを見られたら何だか恥ずかしいし
冷やかされてめんどくさいので、留守中を狙ってコッソリ
調理に取り掛かります。
親が共働きで助かりました。
お兄ちゃんが２人とも年が離れてて、学校から帰ってくるのが遅くて
助かりました。
お店に売っている可愛い銀紙とか、ラッピングの箱とか袋なんかは
お金がないから諦めました。
自宅にあるお弁当用の銀紙をちょっと拝借。
箱は中身が入っていないクッキーかなんかの缶でいっかと。
そして何らかの手順でミスって、少々見た目が悪いチョコを詰め込み
母親が取っておいた、何かに付いていたリボンをこれまた拝借して
缶に巻きつけて・・・・・・・・・・。
うん、できた・・・・・。できたぞ・・・・・・・・・・。
そして次は一緒に渡す手紙です。
モチロン「りぼん」の付録に付いてきたレターセットを使わせていただきます。
何て書いたのかはあまりよく覚えてないし、恥ずかしすぎて
思い出したくもありませんが、とにかく田畑先生のことが
好きです的なことを汚い丸字で延々と書いたと思います。（ｷｬｰﾊｽﾞｶｼ!!!!!）
コレを読んだら田畑先生はどう思うだろうか・・・・・・・・・・。
どんな顔をするだろうか・・・・・・・・・・。
そんなことをひたすら考えながら誰かが帰ってくる前に、チョコと手紙を
隠します。
あぁ～。遂に明日だ・・・・・。
これまでの人生の中でこんなに緊張した日はないわけです（当時８歳）
そして本番のイメトレをするわけですが、オイラは基本ネガティブなので
どうしても途中で悪い方向にいってしまいます。
それを何度も何度も軌道修正しながら眠りにつきます・・・・・・・・・・。
そして迎えてしまった２月１４日。運命の日、当日。
世間ではただのチョコを渡す・貰うのイベント。
でもオイラにとっては生死を懸けた戦いみたいなもんなんです。
「男の子は清潔感のある子が好き」って聖書・りぼん様に書いてあり
ポニーテールの女の子の挿絵が描いてあったので、迷いなく
りぼん様の仰せの通りポニーテールにしました。
そしてオイラが持っている髪飾りの中で１番可愛い、超お気に入りの
赤いリボンになってるバレッタを付けました。
洋服もオイラが持っている中で一押しの可愛いトレーナー。（トレーナーかよ）
で、もうコレ、全て計画通り。
うわ、マジぬかりない。
そしてオイラはチョコという名の武器を持ち、完全武装してピリピリしながら
小学校へ「・・・・・いってきます・・・・・・・・・・」
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