今クールの 「あのときキスしておけば」(あのキス) は
男女入れ替わりのラブコメディ 。
出演者が好きで観はじめたのですが、とにかく面白いです。
気弱で何をやっても残念な桃地 (モモチ) のぞむ役は松坂桃李さん。
麻生久美子さん演じる唯月巴 (ユイヅキ トモエ) は、実は
桃地の愛読漫画 「SEIKAの空」 の作者 ”蟹釜(カニカマ)ジョー”。
世間には公表していないため、そのペンネームから男性だと思われている。
ある日、桃地がスーパーのレジでクレーマーに絡まれていると、
その場に居合わせた巴が見事なハイキックで撃退する。
そのことがきっかけで、桃地は巴の家にお手伝いとして出入りするように。
あれこれ言いつける彼女のわがままに応じているうちに、たがいに
気になる存在となり、ふたりの沖縄旅行で起きた飛行機事故により
巴だけ命を落としてしまう。
そして、巴の魂は、機内で隣の席に座った感じの悪~いおじさん、
田中マサオ(井浦新さん)に乗り移り、彼は ”オジ巴” になるのです。
(1話でここまで描かれています)
”ダサかわパーカー”が似合っている(?)桃地。
敏腕編集者であり巴の元夫、高見沢春斗役には三浦翔平さん。
井浦新さん、三浦翔平さんも新境地に挑戦されていて
井浦さんの ”オジ巴” かわいいです。
”オジ巴” をめぐって桃地と元夫は張り合うようになり
ムキになってフラを踊っているイケメン俳優さんたちに
思わず笑ってしまうシーン。
なかでも 『スーパーゆめはな』 青果担当の個性ゆたかな
同僚たちとの ”あるある” 的な会話も楽しい。
このキャストだけで、普通の恋愛ドラマも見たいくらい
皆さん、ステキですよ。
脚本は、「セカンドバージン」、「恋する母たち」などを
手がけた大石静さん。
コミカルな中にも、きゅんと切ない気持ちになる、
目が離せないドラマです。