世界にひとつのプレイブック

 

妻の浮気現場に遭遇してしまった
パット（ブラッドリー・クーパー）は、
浮気相手を殴って、精神病院入り。
退院後、実家で両親と暮らしながら
妻との復縁に執着する…。

　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　原題： SILVER LININGS PLAYBOOK （2012年　米）

ある日、友人に招かれたホームパーティで
ティファニー（ジェニファー・ローレンス）と出会う。
夫と死別した彼女も、心に傷を負っていた。
元妻に手紙を渡してほしいパットは、
ダンス大会に出場したい
ティファニーのパートナーになることを承知する…。

男性は、ひたすら過去に執着し、
女性は、とにかく前に進みたい。
心の傷もそれぞれだけれど、
その癒し方も違うのである。

相手に対して表現下手なふたりは、
時にぶつかり合いながらも
すべてをさらけ出しながら、
必死になって立ち直っていく。

特に、傷をなめ続けるパットの目を
自分に向けさせたいティファニーの
女心がいじらしくって…。
もう少し、素直になればいいのにって、
はらはらしながら、観ていましたわ。。
ダンス大会のシーンは、もう少し　観たかったなぁ。。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(C)2012SLPTWCFilms,LLC.AllRightsReserved.

パットの父親役は、ロバート・デニーロ、
母親役は、ジャッキー・ウィーバー。
この名夫婦が
なかなかいい味を出していて、
ラブコメディだけれど、
きゅんと切なくなったり、味わい深い。
ドラマティックなことは、何一つないけれど、
観終わったあと、反芻したくなる作品です。





挿入歌もなかなかよくって
作品を盛り上げています。
（ブログのナンバーは、スティービー・ワンダー「My Cherie Amour」）

ちなみに、
今年のアカデミー賞で、8個の賞の候補に挙がっています。


いよいよ来週の25日（月）は、アカデミー賞授賞式ですね。
楽しみだわ～