1977年、
8歳年下の加藤和彦氏と出会い、
わずか3日後に暮らし始めた安井かずみさん。
熱烈な恋愛で 結ばれたおふたりの
『 優雅な生活が最高の復讐である 』 を
じっくりと観ました。。
愛する妻が肺ガンを発病し、
余命1か月と告知された夫。
誰にも 何も言わずに、
「延命することよりも 『 *優雅な生活が最高の復讐である 』 という
スペインの諺のように生きたい。」 と望む妻を献身的に支え、
最後の最期まで、、、愛し抜いたのである。
* 他人に どんなに酷い目にあわされても、
そんなことに惑わされず、
悠然と優雅に
何事もなかったかのように生活をすることが、
相手に対して 最大級の復讐である という意。
ここでは、”ガン” に対して。
安井かずみさん扮する、麻生祐未さんが好演。
エレガントでスタイリッシュな自宅、
キャンティ (おふたりが足しげく通ったイタリアンレストラン)
病室、別荘のあるハワイ
旅先のホテル が
一つの空間に セッティングされている
舞台仕立てになっています。
もう、
何から何まで オシャレの極み。
安井かずみさんの”女磨き” の極上の指南役。
それは、キャンティの女主人、川添梶子さん(故)でした。
夫人からの究極の学びは、
いい女になるためには、
「自分が好きになれる自分になること」
これを知った私も
大先輩である彼女から かなり影響を受けたのです。
(後日 書きたいと思います。)
ドラマという枠を超えたこの舞台劇は、
家の中に、いつも 音楽、文学、アートがあり、
エレガントな生活に 最後までこだわった
ふたりだけの世界を
美しく華やかに、気高く描いています。
さりげない上質な暮らし、
日常の積み重ねにこだわった
安井かずみさんの
最後まで貫き通した 本物の ”エレガント” さ。
このカッコよさに
少しでも 近づければ、、と
今 改めて 思う。。