春は花
夏ほととぎす
秋は月
冬雪さえて、すずしかりけり
幕府に近寄ることを嫌っていたといわれる道元法師が
やむなく たった一度だけ 赴いたことがありました。
その際、北条時頼に請われ、詠んだ一首です。
春夏秋冬 四季折々の自然の姿。
どれも 違う姿なれど
どれもが 清々しく 美しい姿である。
「 あるべきものが あるべきところに あるべきようにある 」
その時々の自分というものが
そこにいるに 相応しいか、
自分らしく 生きているか
そんな 味わい深い 私の好きな一首です。
あるべきところに ありたい。。