シネマ歌舞伎 なるものを上映するようになり

行き損ねてしまった作品を、リーズナブルに観ることができるのは、

嬉しいかぎりですね。



冒頭で 玉三郎さんが 泉鏡花作品について語ってくださるのも

解りやすく、より感情移入しやすいです。





                ■Jewel Box■




本作は、平成21年7月に 歌舞伎座さよなら公演として上演された舞台。



白鷺城の最上階に住む異界の者たちと人間との恋物語で
天守夫人富姫を坂東玉三郎さん、図書之助を市川海老蔵さん、

ほか、中村勘太郎さん、中村獅童さん、片岡我當さんという豪華キャストです。





               ■Jewel Box■




特筆すべきは

玉三郎さんの艶めかしい後姿。

真っ白な襟足、凛としたその立ち姿は、

女性の私でも ぞくぞくっとしてしまうほど…。 はぁと



指先の所作までも ”おんな” を感じられました。


(ここで、郷ひろみさんの 『ハリウッド・スキャンダル』 の歌詞が。。

「♪ 君 爪の先まで 女だったよ~♪」 )

      ↑ 髪の先まで でした~  wao



鏡花作品は、とかく ドロドロした部分だけ

クローズアップされがちですが、

(たしかに そういう部分も否めませんが…)

本作のラストでは、一筋の光に導かれるような。。

そんな描かれ方をされています。



玉三郎さんとほっそりとしていた海老蔵さんが

この世のものとは思えないほど、美しかったです。。 ニコニコ




文学作品を堪能した、午前のひとときでした。。




               蝶々