10月29日に観てまいりました、三谷幸喜監督のファンタジーな法廷喜劇。
ファンタジーと申しましても、落ち武者の幽霊 (西田敏行) が
出てくるのですが、不思議と違和感がないのです。
また、この落ち武者を扮する西田さんが、面白すぎます。
「可笑しさ」 と 「ほろり」 が ところどころに 詰め込まれていて
俳優さんたちの生き生きとした演技とセリフが絶妙な作品ですよ。
妻殺しの容疑者が、 「その時間には、幽霊の金縛りにあっていた。」 と
妙なアリバイを主張。
ダメダメ弁護士のエミ (深津絵里) は、その幽霊を法廷に引き出し
証言させようと奔走する。
そして、敏腕検事 (中井貴一) と対決するのだが … 。
キャストが 楽しんで、はつらつと演じているのが伝わり、
観客も一緒になって 楽しめます。
真面目で 一風 変わったひとたちばかりが出てきますので
とにかく 笑えます!
西田さんをはじめとして
コメディを演じる弁護士役の深津さん、
堅物検事役の中井さん、
エミの上司役の阿部寛さん
味があり、荒唐なストーリーを成立させる間合いの良さ が
素晴らしいです。
最近、 ”笑い” を忘れていらっしゃる方、 オススメで~す
本音のレビュー
深津さんが、父親 (なぜか 草薙 剛クン) を思い出すシーンに
思わず 涙がこぼれそうになり。。
笑うシーンがほとんどですが、ときには、ほろっとさせる
温かい人情喜劇です。