織田裕二さん扮する外交官、黒田シリーズの第2弾。
今回は、風光明媚なスペインが舞台。
アマルフィを舞台にした前回同様、ため息モノの景観が
スクリーンに映し出されます。
サスペンスですので、ストーリーは簡略で。。
スペイン北部に隣接する雪国アンドラで、日本人投資家の川島(谷原章介)が
何者かに殺害される。
邦人テロ対策室の外交官、黒田が調査に乗り出すが、
第一発見者のビクトル銀行行員・結花(黒木メイサ)は、何かに怯え、
インターポール捜査官・神足(伊藤英明)は、捜査情報を隠そうとする…。
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日本の警視総監子息の死亡事件と銀行のマネーロンダリング、投資詐欺事件が
複雑に絡み合い、組織の巨悪が一筋縄ではいかない難事件。
組織の中で、ひとり正義を貫き通すことの難しさ、保身というドロドロさが
描かれていて、ラストまで二転三転するストーリー。
作中、
「目をちゃんと開いていないと、何が正しくて何がそうでないかが見えない。」
と黒田が神足に言ったセリフが心に残ります。。
本音のレビュー
マネロン(資金洗浄)については、描かれ方がやや甘いと思いますが、
全体的には、結構、楽しめました。
珍しく織田さんのラブシーンもあり、銃撃シーンもあり。
ダンディズムに徹する織田さん、伊藤さんの”男の対峙”が
絶妙だったかな。