昭和40年代の東京下町。
ケンカに明け暮れて荒んだ日々を送っていた矢吹丈(山下智久)は、
元ボクサーの丹下段平(香川照之)に、ボクサーとしての才能を
見出される。
少年院で現役プロボクサーの力石徹(伊勢谷友介)と出会った丈は、
模範試合でボコボコに叩きのめされる。
力石と戦うために、丈はプロボクサーへの道を歩みだす・・・。
矢吹丈を演じるため体脂肪率を5%まで落とし、
過酷なトレーニングでカラダを絞った山P。
一方、力石役の伊勢谷友介さんもそれに負けじと
ストイックな体作りだったそう。
ラストシーンの対戦では、
お腹までえぐれていた伊勢谷さんの体型は
まさしく骨と皮で、見た途端絶句しました。
クロスカウンターという超高等テクニックを初めて知りました。(左フォト)
リスクを承知で勝負する度胸に、”闘う男”を感じます。
段平を演じる香川さん、本当になりきっていました。
特殊メイクで付け歯のお顔、
最初、どなたか分からなかったほど。
2011高森朝雄・ちばてつや/「あしたのジョー」製作委員会(C)


予想を遥かに超えた壮絶な試合シーン、
98%は本物、2%がCGというだけの迫力がありましたよ。
お二人の端正なお顔が殴られた瞬間、
大きくゆがむシーンは、本当に心配してしまうくらい。。
昭和のドヤ街、泪橋(なみだばし)のセットも
リアリティあふれていました。
「あした」に希望を抱かせる、
闘い続ける男たちのストーリー。
本音のレビュー
原作をまるっきり知らずに観たからでしょうか、新鮮で面白かったです。
(原作をよく知る友人が言うのには、ほぼ原作通りだそう。)
なぜ「あしたのジョー」というタイトルなのかやっとわかりました。
昨日から2作品続けて、昭和の暗い部分を見てきたせいか
コメディっぽい楽しい映画が観たくなりました。。
エンドロールで流れる
宇多田ヒカルさんの 『Show Me Love (Not A Dream)』が
作品に合っていて、哀愁漂う叙情に浸れます。