『 八日目の蝉 』などの著者、角田光代氏からのプレゼントは、
心に残る贈り物のオムニバスストーリー (全12エピソード) 。
自分の気に入る気に入らないに関わらず、
生まれてはじめて親から(つけて)もらう、「名前」。
ちょっぴり生意気になり大人びてきた14歳、
カレからの「初キス」。
二十歳の頃、愛して、信じた恋人がくれた「合鍵」。
女ともだちが作ってくれた、「ヴェール」。
最期に受け取る家族からの贈り物、「涙」。
女性が一生のうちにもらう贈り物。。
かたちの見える贈り物だけではないですが、
だからこそ、心により刻まれることってあると思います。
忘れていたことを思い出させてくれる、珠玉の1冊。
女性の何気ないきもちを肌理細やかに表現されている、
角田光代氏と、
松尾たい子氏が描く、あたたかい挿絵のステキなプレゼント。