馬に乗り、颯爽と走っている遊(ゆう)役の蒼井優さんは、

きっと、草や風の匂いをカラダ全体で感じているのだろうな、と

思わせるくらい、のびのびと演じている。



一方、岡田将生クン扮する、将軍家の血を引く清水斉道は、

心を病んでいる、というよりも愛情が欠如した青年。

あまりありえないことなのですが、

この二人が出会って、恋に堕ちるという物語。




身分違いの恋、禁断の恋ゆえに

ふたり一緒にいても、どことなく漂う哀しさ・・・。




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美しい自然と桜の木、そして心を打つ言葉の数々と

舞花さんの 『心』(主題歌) は、胸にじ~んと響きます。

いい歌ですね~。




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                                   (C)2010「雷桜」製作委員会





銀杏の大木に雷が落ち、桜が芽をつけた”雷桜”。

銀杏が斉道で、桜の花がユウにたとえられているのです。
桜って、どこかしら詩的で、

花の散る様は美しく儚い・・・。




蒼井優さんの、桜に乗り移ったかのような体当たりの演技が

大変素晴らしかったです。ニコニコ




時代劇として観るよりも、

互いに欠けているものを埋め合わそうとする恋愛ものとして

観る方がしっくりくるかな~。





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