映画 『プラダを着た悪魔』 のモデルともいわれる

米 『ヴォーグ』誌のカリスマ編集長であるアナ・ウィンターを

追ったドキュメンタリーをWOWOWで放映。



スクリーンで見逃してしまいましたので、

今まで食い入るように観ておりました。



   
   ■Jewel Box■



2007年、9月

アメリカ版 『ヴォーグ』 の締め切り5ヶ月前という

1年で最も重要な時期。

ショーでも、スタッフは皆

「アナはまだ?」と気にかけていてピリピリムード。

それもそのはず、

映画スターやランウェイよりも注目の的であるアナは、

『氷の女』という異名をもつほど。



  
   ■Jewel Box■
   



インタビューのとき、この『氷の女』に対してクレームをつけるどころか、

やわらかく笑いながら、

「今週は寒いからね」とジョークで返答するアナ。

やはり、器が大きいです!



実際に私の目に映るアナは、

映画で彼女を演じた、メリル・ストリープとは違い、

物腰は柔らかく、静かでゆったりとした話し方。

仕事に、いえ、生き方全てに対して

彼女なりの確固たる『哲学』を持っていますね。



「自分の長所は?」と聞かれ

「決断力」と応えるところは、さすがです。



誰をも寄せ付けない崇高さを持ちあわせているのは

本物のインテリセレブファミリーの一員であるから。

(日本のセレブとは、ケタが違います。)

また、表紙にセレブを起用するのは、アナが始めたこと。

早くから”セレブ文化”が世界的な流行になるだろうと

感じていたからだそう。



何も弱点がないようにみえるカリスマ編集長のアナ。

でも、誰に弱いかといいますと、

キュートなお嬢さん。

やさしい笑みを浮かべながら、

シンプルなセーターを着た普通の母親に戻るのです。

母娘の時間は、キュートで幸せそうに見えました。ニコニコ




知性にあふれており、天性のファッションセンスを

ストイックに磨き上げた

笑顔がステキな女性のドキュメンタリー。





           ■Jewel Box■